免許返納後の移動手段に? グラフィットの新たな四輪型特定小型原付とは
マイナビニュース / 2024年7月8日 7時30分
「リーンステア制御」は、車速やハンドル角などの情報に基づき、車体の傾斜角をアクチュエータで制御することにより、二輪程度の車幅であっても高い自立安定性を実現するというもの。グラフィットにとっては、プロトモデルを高齢者向けに普及させるためのコア技術といえる。
○バイク経験者の方が運転が難しい? プロトモデルに試乗
では、グラフィットの四輪型特定原付は運転してみるとどんな感じなのか。プロトモデルの性能を試乗で確認してみた。
ハンドルは自動車のような丸いステアリングタイプではなく、バイクに近いバーハンドルタイプだ。跨った感じは、いわゆる50ccなどの原付バイクに似ている。
実際に走り出すと、意外にスピード感があることが確認できた。これであれば、多少の距離でも気軽に出かけられそうだ。
安定性を確認するためにスラロームを試してみたが、インストラクターのようにターンするのは難しかった。車体は安定しているのだが、ハンドルを戻す際が意外と重かったので、ハンドルを持っていかれてしまった時などは力が必要になるかもしれない。ただ、今回は地下駐車場内を2周しただけだったので、慣れればまた違った印象になってくるようにも思う。
慣れれば運転自体はそこまで難しくなさそうだ。とはいえ、高齢者が免許を返納し、いきなりこれに乗り換えるというのはなかなか勇気がいるかもしれない。
これに対するグラフィットの考えは、40~50代の早い段階で自動車と併用して乗り慣れてもらうことで、移動への不安が解消し、早期の免許返納につながるのではということだった。
実証実験は65歳以上を中心に実施する予定。機能性や操作性の評価に加え、所有やシェアリングなど利用シーン別でのニーズ調査や課題把握なども進める。将来的には自動運転の実装も検討していくそうだ。
安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。 この著者の記事一覧はこちら
(安藤康之)
-
-
- 1
- 2
-
この記事に関連するニュース
-
二輪ライダーにとっては乗りづらい!? glafitの四輪特定小型原付に試乗
バイクのニュース / 2024年7月3日 17時10分
-
glafitの四輪特定小型原付は自立&リーンする!? その構造とは?
バイクのニュース / 2024年6月29日 7時10分
-
グラフィットが四輪型特定原付のプロトタイプを公開…7月から実証実験
レスポンス / 2024年6月27日 6時45分
-
特定原付、普及のカギは「倒れない」? 新たな四輪型モビリティ公開 自転車タイプから一転
乗りものニュース / 2024年6月26日 18時28分
-
glafit株式会社が高齢者の移動手段へのアプローチに新たな1歩、四輪型特定小型原動機付自転車を用いた実証実験を7月から開始
PR TIMES / 2024年6月26日 16時45分
ランキング
-
1一番売れている「軽自動車の“王様”」はどれ?「23ヵ月連続ナンバーワン」も! 2024年「“軽”販売ランキング」トップ3
くるまのニュース / 2024年7月8日 12時50分
-
2〈公約達成に疑問もなぜ圧勝?〉小池百合子が都知事選3選で「日本終了」「東京終了」がトレンド入り「政策目標9割達成」強調も「絶望しかない」
集英社オンライン / 2024年7月8日 11時23分
-
3空腹時の“炭水化物ドカ食い”は幸せだけど…話題の「血糖値スパイク」がもたらす“怖いリスク”<医師監修>
日刊SPA! / 2024年7月8日 15時52分
-
4医師が考案「脳梗塞の時限爆弾」を解除するスープ 中性脂肪と悪玉コレステロールをためこまない
東洋経済オンライン / 2024年7月7日 18時0分
-
5裏金自民に衝撃!東京都議補選「2勝6敗」の大惨敗…ステルス支援の都知事選勝利ふっ飛ぶ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月8日 10時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)