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AIでオフィスの空調を管理する内田洋行の「SmartBuildingIntegration」‐オルガテック東京2024

マイナビニュース / 2024年7月5日 17時22分

画像提供:マイナビニュース

5月29日から31日まで、東京ビッグサイトで開催された「オルガテック東京2024」。同展示会は、製造業向けITソリューションの展示会で、「設計・製造ソリューション展」「機械要素技術展」「ヘルスケア・医療機器 開発展」「工場設備・備品展」「次世代3Dプリンタ展」「計測・検査・センサ展」「製造業DX展」「ものづくりODM/EMS展」「製造業サイバーセキュリティ展」という9つのエリアで構成されている。

本稿では、内田洋行の「人が主人公となるハイブリッド・ワークプレイス」をテーマにした展示を紹介する。同展示では、木の心地よさに包まれながら、自律的な働く場の選択と、最適なコミュニケーション手段を選択できる空間とICTが展示された。

オフィスの省エネを実現する「SmartBuildingIntegration」

内田洋行が掲げている「人が主人公となるハイブリッド・ワークプレイス」というテーマは、リアルとデジタルの両方で働く場を自然につなぎ、人と人との結束力を高め創造的生産性を向上させる場所のことを指す。

特に今回の展示では「心地よさに包まれることで創造的生産性をたかめる快適な空間」「働く場とさまざまなコミュニケーションを自律的に快適に選ぶためのICT」という2つがコンセプトとして掲げられた。

特にICTに関しては、働くことを快適にするための取り組みとしてネットワークやデータを活用して、オフィスの安全性や省エネルギー化も実現する「SmartBuildingIntegration」の展示が行われていた。

SmartBuildingIntegrationは、ビルを統合的に監視して「安心・安全」「快適な空間」「省エネルギー」を実現するためのソリューション。ビルのさまざまな設備をつなぐことで、設備の問題を感知した際にすぐに通知したり、各種センサのデータを活用して快適で省エネルギーな設備の制御をしたりすることが可能なソリューションとなっている。

今までオフィスでは、座っている位置によって、同じフロア内でも暑さと寒さの感じ方が異なるという問題が度々発生していたという。この問題に関して、フロア内の「ワーカーに近い至る所」にセンサを設置し、その値を元に空調を絶えずコントロールすることで、温度変化にも追従した制御が可能となる。

またこのような制御をAIが行うことで、より細かく、未来予測に基づいた制御ができ、快適かつ省エネルギーな運転をすることができる。レイアウト変更によって発生する構築当初に想定していなかった温度ムラにも対応できることが考えられるという。

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