お客様の情報がダークウェブで検出されました!? 個人情報の流出をチェックできるサービス7選
マイナビニュース / 2024年7月6日 9時38分
ネットから流出した個人情報は、一般にはダークウェブと呼ばれる、検索エンジンではインデックス化されていないウェブサイト群で流通することが多い。いま世間を騒がせているKADOKAWAへのランサムウェア攻撃によって流出したとみられる個人情報も、このダークウェブが発信源となっている。
ダークウェブにアクセスするには、VPNを経由し、匿名ブラウザを用いるなどの最低限の準備は必須だが、仮にそれらの手順を踏んだとしても、自分の個人情報が流通していないかを自ら確認しに行くのは危険だ。個人情報の流出をチェックできる専用ツールを使って検索し、万一流出が確認されれば二要素認証を導入したり、セキュアなパスワードに変更するなどの対策を行うのが望ましい方法だ。
これらチェックツールの多くは企業が無料で公開しているが、自社の有料サービスへの誘導を目的に、流出が確認された件数だけを表示する機能限定のサービスもあれば、流出元のサイト、流出時期、さらには流出が確認された具体的な項目までを教えてくれ、すぐに対策に役立てられるサービスもあったりと、千差万別だ。
今回は、こうしたダークウェブへの流出をチェックできるサービスのうち、オンラインで無料で使えるサービスを7つ紹介する。
「7選」という形を取ってはいるが、対策につなげられる実用的なサービスは最初の3つだけで、残りの4サービスは流出があったか否かを判断する以上の対応は(少なくとも無料版では)難しい。いざという時にどのサービスを使うべきなのか判断するために、そうした機能の違いに着目してお読みいただきたい。
Google「ダークウェブ レポート」
Googleの「ダークウェブ レポート」は、その名の通りダークウェブをモニタリングし、対象のメールアドレスが漏洩していないかをレポートしてくれるサービス。
従来はGoogle Oneのメンバーのみ利用でき、一般のGoogleユーザに提供されるのは一部機能のみだったが、2024年7月下旬以降は一般ユーザにも機能が開放されることが予告されている。
メールアドレス以外に名前や生年月日、電話番号、住所など個別の情報についてもチェックでき、さらにそれら流出データが(一部は伏字ではあるものの)具体的に表示されるため利便性は高い。またGoogle以外を含む最大10個までのメールアドレスについて、継続的なレポーティングが受けられる。ログインした上で利用する利点を最大限活かしたサービスと言えるだろう。
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