1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

半導体工場の進出で地価が急上昇! 北海道・住宅地の地価上昇率が高いエリアは?

マイナビニュース / 2024年7月8日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

2024年3月に発表された「地価公示」によると、北海道の住宅地の地価上昇率は全国平均の前年比+ 2.0%を大きく上回り、+ 4.4%となりました。特に、北海道の中でも富良野や千歳は高い地価上昇率を示しています。

本記事では、国土交通省の地価公示をもとに、北海道内の住宅地の地価上昇率を駅別に分析します。さらに、地価上昇の背景について、鑑定評価書の情報を用いて詳しく解説します。

【2024年】北海道・住宅地の地価上昇率ランキングトップ20

2024年1月時点で、北海道の住宅地で最も地価上昇率が高かったのは、「富良野」(富良野市北の峰町4777番33)です。

また、2位、3位、5位、6位には「千歳」がランクイン。その他、10位までにランクインしたのは「帯広」(4位)、「札内」(6位)、「島松」(8位)、「江別」(9位)、「発寒南」(
10位)などです。

上位を占めたのは「千歳」

2024年の北海道・住宅地の地価上昇率で、上位を占めている千歳。その背景には、次世代半導体工場「ラピダス」の存在があります。ラピダスは、次世代半導体の量産化を目指す国家プロジェクトであり、国から3,300億円の支援を受けています。建設には最大4,000人以上の作業員が関わり、完成後の工場では1,000人ほどが勤務する予定です。

これは北海道内では過去最大の企業進出であり、関連産業を含め大きな経済効果が期待されるとともに、千歳市内では住宅需要が高まっています。

ここからは、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で公表されている各地点の鑑定評価書をもとに、地価上昇率の高い地域の特徴を解説します。

なお、鑑定評価書では地番や住居表示が使用されていますが、今回はよりわかりやすくするために最寄り駅名で表記します。

富良野

トップに輝いた「富良野」の地価上昇率は27.9%で、これは北海道内だけでなく全国の住宅地でも最も高い数値です。

鑑定評価書には、「北の峰地区の住宅地域であるが、スキー場に近い立地条件であり近年はリゾート地として海外からの注目度が高まっている。周辺では別荘等の建設も進んでおり、今後はリゾート開発の動きが加速すると予測する」とあります。

富良野は通年で観光やリゾートを楽しめる地域として外国人に人気のエリアとなっており、別荘やコンドミニアム用地等の需要が高まったことが地価上昇の要因として挙げられます。

千歳

2位の「千歳」の地価上昇率は23.4%で、こちらも北海道だけでなく全国の住宅地の中でも2位に位置しています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください