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内村航平、20年ぶり“見る五輪” 「涙は100%ない」と断言も「予期せぬ感情が出てきたら…」

マイナビニュース / 2024年7月6日 13時0分

画像提供:マイナビニュース

7月26日からフランスで行われるパリ五輪で、NHKのアスリートナビゲーターを務める元体操日本代表で五輪金メダリスト・内村航平。自身は4度の五輪に出場し、金メダル3つ、銀メダル4つと合計7つのメダルを獲得したレジェンドだが、20年ぶりに選手として出場しない五輪についての思いを語った。

○五輪は「切っても切り離せない縁がある」

内村は「自分が出場しないオリンピックというのは、アテネ以来20年ぶりですね」と語ると「体操を始めて夢の舞台として憧れの眼差しで見ていたアテネ。いつか出たいと思っていた大会に4度も出場できて、さらに今回はこういう役割で携われる。とても不思議な気持ちである一方で、自分の人生において、切っても切り離せない縁があると思います」と自身にとっての五輪を表現する。

今までトップアスリートとして大会に参加していたが、今回は選手を伝える側の立場となる。これまでも各競技のアスリートたちを取材する機会があったというが「僕は解説者じゃないので、その競技を知らない方々と同じ視線で伝えるのがいいのかなと思ったので、あまり勉強しすぎて“知ったかぶり”のようになってしまっては、逆に失礼だと思った」とあくまでも視聴者に近い目線で選手に接することを心掛けているという。

一方で、体操については「僕は経験者なので、視聴者の知りたいことはもちろんですが、僕にしか分からないようなことを聞いてみたい。体操はプロフェッショナルにできる自信があるので」としっかり切り込んだ魅力を伝えたいと考えている。
○男子体操は「金か銀」

そんな内村は世界のトップに君臨していた体操について「体操男子は個人も団体も金か銀。3位になることは多分ないと思う」と断言する。金と銀との違いは「着地」だというと「パリで行われる大会なのでアウェイになる。そのなかで、いかに着地を決めて流れを引き寄せるか。しっかり着地が決まれば金。種目別鉄棒で橋本(大輝)の連覇がかかっていますが、鉄棒はかなり確率が高いと思う」と述べる。一方で「今回は中国が1番のライバル。前回大会もリオも銅メダルだったので、かなり本気で金を獲りに来ていると思う」と警戒心を高める。

女子については「あまり関わりがないので」と笑うと「後輩の村上茉愛ちゃんに話を聞いたら『3位はいけると思います』と言っていました。今回女子は全員五輪初めてなのですが、若い選手が入ると勢いが出る。僕は北京では最年少だったのですが、勢いだけでやっていたし、周囲の先輩たちにいい影響が出たと思います」と語っていた。

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