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「インターナショナルスクール」に通わせられる親の年収って?

マイナビニュース / 2024年7月9日 10時30分

*教育費
年間の学費が250万円、施設維持費が20万円、その他に10万円かかるとして、年間の教育費を280万円とします。

*住居費
東京都内のインターナショナルスクールに通うと仮定すると、家賃は月18万円として、年間で216万円になります。

*その他の生活費
教育費と住居費を省いた生活費を総務省「家計調査・家計収支編・二人以上の世帯」の東京都区部の消費支出から求めると、約30万円になります。年間にすると360万円です。

*貯蓄
月10万円貯蓄できる状況にします。ボーナスでプラス30万円貯蓄すると仮定して、年間150万円を貯蓄に回します。

これらをもとに計算すると年間の総支出は856万円で、ここに貯蓄分を加えると、1006万円です。つまり手取りで約1000万円が必要となります。手取り1000万円は額面にするとおよそ1400万円~1500万円です。
必要な年収は1500万円! 共働きなら可能性あり?

最低年収の1400万円~1500万円は、子ども1人の場合の試算なので、子ども2人を通わせるとすると、1800万円~2000万円は必要となるでしょう。

年収1500万円を稼ぐ会社員は少数です。しかし、共働きで750万円ずつ稼ぐ夫婦なら、年収1500万円のハードルは随分と下がるでしょう。これなら「普通の会社員でも子どもをインターナショナルスクールに通わせられる」といってもいいのではないでしょうか。

ただし、あくまでも最低年収なので、実際は苦労することも多いと思います。特に周りの影響を受けやすい人は、お友達の家庭と比べて落ち込むことがあるかもしれません。そのくらい圧倒的お金持ちが多いのがインターナショナルスクールです。

グローバル化が進む世の中では、英語を身につけることで、子どもの選択肢は大きく広がります。英語教育に力を入れたい親にとって、インターナショナルスクールはとても魅力的です。そのために多少無理をしてでもインターナショナルスクールに入れたいと思うのは親心ですが、教育費の負担をどの程度まで許容できるか、家計状況を見ながら判断できるといいでしょう。

石倉博子 いしくらひろこ ファイナンシャルプランナー(1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP認定者)。“お金について無知であることはリスクとなる”という私自身の経験と信念から、子育て期間中にFP資格を取得。実生活における“お金の教養”の重要性を感じ、生活者目線で、分かりやすく伝えることを目的として記事を執筆中。ブログ「ファイナンシャルプランナーみかりこのお金の勉強をするブログ」も運営中! この著者の記事一覧はこちら
(石倉博子)



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