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知って納得、ケータイ業界の"なぜ" 第172回 ソフトバンクからフルラインアップの販売を実現したモトローラ、今後の成長の鍵は

マイナビニュース / 2024年7月8日 15時22分

そして2023年、ソフトバンクが販売したのはmotorola razr 40のみで、上位モデルの「motorola razr 40 Ultra」はやはりオープン市場向けにしか投入されなかった。それだけにmotorola 50シリーズはmotorola razr 50だけでなく、上位モデルのmotorola razr 50 Ultraもソフトバンク、あるいは他の携帯各社から発売されることが期待される。

日本でさらなる成長を実現するには、ソフトバンク以外の携帯電話大手に向けた販路拡大、より具体的に言えばNTTドコモやKDDIへの販売が避けて通れないだけに、ソフトバンク以外からの販売を確立できるかどうかも大いに注目される所だろう。ただそこでハードルになってくるのが韓国サムスン電子の存在である。

サムスン電子はスマートフォン市場の世界最大手ということもあり、折り畳みスマートフォンをはじめ豊富なラインアップを持つが、ソフトバンクは現在サムスン電子との取引がなく、ある意味モトローラ・モビリティにとっては入り込みやすかったといえる。だがNTTドコモやKDDIは古くからサムスン電子と深い関係にあり、その分端末のラインアップも手厚いことから入り込む余地が少ない。

しかも現在、日本のスマートフォン市場はかつてないほど厳しい状況にあり、携帯各社も端末ラインアップを減らす傾向にある。そうした逆風をはねのけて新たな販路開拓に結び付けられるかどうかも、日本におけるモトローラ・モビリティの今後には大きく影響してくるといえそうだ。
(佐野正弘)



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