1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

Intelの「Thunderbolt Share」を使ってみた! 2台のPCを使うのが何倍もラクに……これは広まってほしい

マイナビニュース / 2024年7月9日 16時34分

ここからは、接続手順を紹介しよう。それぞれのPCにIntelのWebサイトから「Thunderbolt Share」アプリをダウンロードしてインストールして起動する。そして、OWC Thunderbolt Go DockのThunderbolt 4ポートにThunderboltケーブルで接続。これで自動的に2台のPCが接続される。

それぞれの機能を紹介していこう。まずは、ディスプレイ、マウス、キーボードを共有できる「Control Other Computer」から。今回の例では、デスクトップ側のマウスとキーボードでノートPCを操作したり、ノートPCの画面をデスクトップ側の表示させて操作できるのが便利。筆者のようにベンチマーク用のPCと執筆用のPCを分けているケースや、ゲーム実況者ならゲームプレイ用のPCと配信用のPCを分けているなど2台のPCを同時に使う人にとっては、かなり役立つはずだ。

次は「Sync Files」。これは指定したフォルダ同士の同期させるというもの。標準ではDocumentsやPictures、Desktopといったフォルダが用意されているが、それぞれのPCの好きなフォルダ同士を同期させることも可能。2台のPCで同じデータを保存しておきたい場合に便利な機能だ。

続いて「Drag & Drop Files」。これはシンプルに2台のPC間でファイルやフォルダをドラッグ&ドロップで手軽にコピーできる機能だ。Thunderbolt 4接続なので非常に高速なのが強み。今回のテストでは644MBの動画ファイルなら約1.1秒でコピー完了。15.5GB(合計9ファイル)では約25.3秒で完了した。大容量データをやりとりすることが多い動画編集でもっとも活躍しそうだ。

最後は「Transfer Data to New Computer」。これは古いPCのデータを新しいPCに移行できるというもの。Documents/Pictures/Music/Videos/Downloads/Desktop/Favoritesなどのフォルダが対象で、手動で好きなフォルダも追加できる。

ちなみに、ライセンスを持っていないPC同士を接続すると「No license found」と表示されてThunderbolt Shareを利用できない。

PC同士をThunderboltケーブルで接続するだけで、ディスプレイ/マウス/キーボードを共有できたり、ファイルのやりとりをできるのは便利だ。データのやりとりならNASでいいのではと思う人もいるだろうが、Thunderbolt ShareならPC同士で直接データをやりとりするので高速かつセキュリティ面でも安心だ。機密性の高いデータならネットワークを経由したくない場合もあるはずだ。アプリはシンプルで使いやすく、2台のPCを同時に使って作業することが多い人にはうれしい機能になるだろう。あとは、ライセンスを持つWindows PCや周辺機器が増えることを期待したい。
(芹澤正芳)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください