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パナソニックのナノイー、夏に増える過敏性肺炎の原因カビの抑制効果を確認

マイナビニュース / 2024年7月9日 18時20分

しかし、過敏性肺炎の主な原因となるカビであるトリコスポロン(Trichosporon)に対する効果検証は行っていなかったことから今回の研究では、新たに過敏性肺炎の原因の7割以上を占めるカビ3種、トリコスポロン、クロカビ(Cladosporium)、カンジダ(Candid)で検証を行ったという。

病原カビへのナノイーの照射試験では、ナノイー発生装置を45L規模の試験空間の床面10cmの位置に設置し、その下に対象を滴下したガーゼが入ったシャーレを置くという条件のもと、ナノイーを照射。その後にカビの生存率がどのくらいになっているのか観察するカビの生菌数確認と、走査型電子顕微鏡を用いたカビの表面と断面を観察する形態変化確認が行われた。

その結果、ナノイー照射により、トリコスポロンが30分で99.8%殺菌、クロカビが2時間で99.7%殺菌、カンジダが30分で99.9%殺菌することが確認された。また、これら病原カビの細胞表面を観察から、ナノイー照射による細胞壁の破壊や凹み、空洞化を確認することができ、細胞断面に関しても空洞化を確認できたという。

なお、今回の検証は特定の試験条件での結果であり、実使用空間における効果を検証したものではないとパナソニックでは説明しつつも、同社は20年ほど積み重ねた研究に基づくナノイー技術の信頼性を強調。今後もナノイー技術を進化させるとともにその可能性を追求し続けていきたいとしている。
(上定真子)



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