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どこでもサイエンス 第288回 2024年の宇宙、どうでしょう? (7−12月の宇宙探査・開発編)

マイナビニュース / 2024年7月10日 3時30分

画像提供:マイナビニュース

「宇宙、どうでしょう」。前回の星空編につづいて、宇宙探査・開発編でございます。
宇宙開発の話題、2024年後半戦(7~12月)

スペースXのような民間と、米中ロ日欧以外の国もロケット打ち上げに参画し、宇宙開発の話題も追いかけるのがどんどん大変になっています。そのぶん、このチェックは大切かなということで、またまたSPACEFLIGHT NOWやSPACE.COMを見ながら書いていきますよ。

あ、その前に日本の話題から
日本の宇宙開発

5月には、EarthCARE(はくりゅう)が、スペースXのロケットで軌道投入成功しました。さっそく、梅雨前線の精密観測などのデータの取得などを始めています。データをもとに研究をすすめ、災害などの低減に力を発揮してほしいですな。

7月には新世代主力ロケット「H3」は3号機の打ち上げ成功。初号機の失敗のあと、2号機で修正し、そして、本格運用になる今回、能登地震でも活躍した光学探査衛星ALOS-2(だいち2号)の後継機「だいち4号」があがったのは朗報でございますな。

さて、今後の予定としては、今年度中にH3は4号機と5号機の打ち上げが予定されて、防衛用通信衛星と、準天頂衛星システムの構成衛星が予定しています。

そして、その次は、国際宇宙ステーション(ISS)の次世代補給機、こうのとりの後継のHTV-Xが待っているわけですな。チャレンジが続きますが盛り返してきた感じではありますな。

また、JAXAさんの計画を見ますと、来年度になりますが、深宇宙探査衛星の「DESTINY+」、これまた延期になっている火星探査機「MMX」が待っています。また、中期計画では赤外線宇宙衛星「SPICA」がスタンバイしておりますな。欧州宇宙機関といっしょに、この連載第241回でご紹介したジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)と同じL2点に配置する予定です。日本の赤外線研究は世界でもトップレベルなので早くプロジェクトが進捗してほしいですなー。

日本は他に、インターステラテクノジ社さんがあります。低軌道なら800kgの人工衛星打ち上げ能力を目指すZEROも開発中です。ホリエモンが出資していることで有名な会社ですが、ちゃくちゃくと実績をあげているのがわかりますなー。

また、キヤノン、IHIなどがかかわるスペースワン社のカイロスロケットは、打ち上げに失敗しましたが、次を目指しています。
海外はどうかな?

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