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モノのデザイン 第189回 SWITCHBOTのロボット掃除機「K10+」がファッション敏感層から注目されたワケ(前編)

マイナビニュース / 2024年7月24日 16時8分

画像提供:マイナビニュース

SWITCHBOTが2023年春に発売したロボット掃除機「K10+」。一般的な製品に比べて10㎝ほど直径がコンパクトな本体サイズを実現しながら、ゴミの吸引と乾拭き機能を備えたハイブリッドなロボット掃除機として好評を得た。

それからおよそ1年を経て、アパレルブランド「JOURNAL STANDARD FURNITURE」の完全監修によるコラボレーションモデルがこのほど発売となり、ファッションに感度の高い層を中心に密かに注目を集めている。

同社日本法人・国際本部日本事業部・プロダクトマネージャー/事業開発リーダーの北島祥氏によると、コラボレーションモデル投入の狙いは"ユーザー層の拡大"があるという。

「これまでロボット掃除機を使われている方というのは、新しいテクノロジーやガジェットが好きな方や関心が高いユーザーが主流です。しかし、そうした人々ではない層にいかにアプローチをしていくかというのは、プロモーションやマーケティング上の課題でした。打開策としてコラボというのが1つの方法として考えられると思うのですが、そんな時たまたまMakuakeさんのほうからジャーナルスタンダードさんを経由してクルマと掃除機とコラボレーションしたいみたいな話があって、弊社としても新たなユーザー層との接点を作るチャンスだとなりました。あとは今まで弊社の製品はデザイン面では白黒のシンプル路線でしたから、ジャーナルスタンダードさんのようなファッションに敏感な、インテリア性の高いデザインのロボット掃除機が自分の部屋にもあったらいいなというのもあって、新たなユーザー層との接点を増やす選択肢としてもよいなと」

そんな本製品は、直径248×高さ92mmと小型な本体サイズが大きな特長。同社では、2022年に第一弾のロボット掃除機として日本市場に「S1/S1+」を投入しているが、「K10+」はそれらを原型に小型化を図ったわけではなく、開発当初から小型のロボット掃除機として、一から設計が行われたという。

「今年5月に『S10』という新しいラインナップを発売したことでわかりやすくなったと思いますが、弊社ではもともと標準モデルの"S"のラインと、小型モデルの"K"のラインとして、最初から企画されていました。小型のロボット掃除機は、日本市場にも以前から存在はしていましたが、性能面での評判はあまりよくなかったというのが正直なところです。とはいえ、小型のロボット掃除機に対する潜在的なニーズは確実にあることから、掘り起こしを行い、なぜ小型がいいのか、どれくらいのサイズが最適なのかといった市場調査を行ったのが最初の発端でした。また、Sのラインは主要メーカーが出しているロボット掃除機のスタンダードサイズで、Kのラインは日本市場向けに事前調査した後、ニーズに特化したモデル。日本のユーザーが一番使いやすいと思うものを出すというのがK10のスタートで、企画自体は既に進んでいましたが、Sが終わった時点ですぐに開発に着手しました」

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