Internet Explorerを悪用する攻撃を確認、アップデート適用を
マイナビニュース / 2024年7月11日 8時46分
Check Point Software Technologiesは7月9日(米国時間)、「CPR Warns Threat Actors are Leveraging Internet Explorer in New Zero-Day Spoofing Attack (CVE-2024-38112) - Check Point Blog」において、HTMLレンダリングエンジンの「MSHTML」に存在する脆弱性を通じて、サイバー攻撃にMicrosoft Internet Explorerが悪用されていると報じた。この脆弱性はゼロデイの脆弱性として1年以上前から悪用されていたとみられている。
○脆弱性の情報
発見された脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
CVE-2024-38112 - Security Update Guide - Microsoft - Windows MSHTML Platform Spoofing Vulnerability
Resurrecting Internet Explorer: Threat Actors Using Zero-day Tricks in Internet Shortcut File to Lure Victims (CVE-2024-38112) - Check Point Research
脆弱性の情報(CVE)は次のとおり。
CVE-2024-38112 - Windows MSHTMLプラットフォームにスプーフィングの脆弱性
○攻撃の詳細
今回発見された攻撃は特別なURLファイルを用いる。攻撃者は悪意のあるURLファイルをユーザーに送付し、ユーザーをだましてそれを実行させ、さらにWindowsの警告を無視させてInternet Explorerを実行する。攻撃を完遂するには複数のユーザー操作を必要とすることから、脆弱性の深刻度は重要(Important)にとどまるが、悪用が確認されており注意が必要。
次に示す悪意のあるURLファイルの例ではPDFファイルのアイコンが表示されるため、だまされる可能性がある。
この例のように悪意のあるURLファイルは、アクセス先として「mhtml」から始まるURLを指定する。mhtmlは「MIME Encapsulation of Aggregate HTML Documents」の略で、HTML文書とそこからリンクされるリソースを表現するフォーマットとされる。
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