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NEC、顔認証で勤務管理システムと連携した「デジタル社員証」を社員向けに本格始動

マイナビニュース / 2024年7月11日 17時37分

画像提供:マイナビニュース

NECは7月10日、メディア・ITアナリスト向けに、社内DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速する「NEC Workstyle Innovation」に関する説明会兼オフィスツアーを実施した。

NECは今回の説明会で、社員のエンゲージメント向上とデータドリブン経営のさらなる加速に向けて、デジタルIDや生体認証、生成AIなどの先進テクノロジーを活用した働き方DXに関わる取り組みを強化することを発表した。
次世代の社員証「デジタル社員証」

同社は、自社を0番目の顧客として活きた経験や価値を提供する「クライアントゼロ」の概念のもと社内DXを実践するとともに、社内に蓄積されたDXナレッジを顧客や社会に還元・循環させることを目指している。

今回の取り組みにおいても、まずは7月からNEC本社ビルにて国内のNEC社員2万人を対象に、デジタル社員証や顔認証技術による社員向けサービスを本格稼働する。

デジタル社員証は、マイクロソフトが提供する分散型ID技術とNECの生体認証技術を組み合わせた次世代の社員証として、社員の日々の体験、働き方を大きく変えることが期待されるもの。

同ツールを活用することで、従来のプラスチックカードの社員証を持たずとも、顔認証で勤務管理システムと連携した本社ビルの入退場や売店などでの購買決済、オフィスでの複合機やロッカーなどのさまざまなサービスが利用可能となる。

また社員証だけでなく、名刺などに関してもデジタル化を進める方針で、デジタルIDを中核に人とサービス、データをつなぎ、社員の働き方の変革を進めたい構えだ。
情報の連携で障がいを持つ社員にも働きやすい環境を作る

今後、デジタル社員証と連携したさまざまな社員向けサービスを他の事業拠点にも順次展開し、社員向けスマートフォン専用アプリも継続的に拡充していく予定だという。

さらに、社外サービスとの連携を強化していくことも発表しており、その第1弾として、障がい者が活用するデジタル障害者手帳アプリである「ミライロID」との連携を開始する予定であることを発表した。

同取り組みは、NECの顔認証技術によって、社員情報とミライロIDの障がい者手帳情報を紐づけることで、障がいのある社員と共に魅力ある働く環境を提供するもの。

当日のデモンストレーションでは、車椅子を活用している社員がデジタルIDと連携したミライロIDを食堂を使用するデモンストレーションが行われた。

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