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会社員がもらえる年金の最高額は?

マイナビニュース / 2024年7月17日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

会社員の方で、自分の将来の年金額が気になる方も多いでしょう。厚生年金は収入と加入期間に比例して増える部分がありますが、最高の場合はいくらもらえるのでしょうか。今回は厚生年金の最高額を受け取れる条件や計算の仕組みについて解説します。

※2024年7月時点での情報を基に計算しております。年金受給額の計算方法は今後見直される可能性もあります。

○■老齢厚生年金の最高額を受給するための条件や計算方法は?

会社員の方が受け取れる年金は、老齢厚生年金と老齢基礎年金の2つです。それぞれの最高額について見ていきましょう。
○老齢厚生年金の最高額

老齢厚生年金の受給額は、加入期間と収入に比例して増えます。2003年(平成15年)4月以降の加入期間分の、老齢厚生年金の受給額の計算式は以下のとおりです。

平均標準報酬額×5.481/1,000×加入月数

平均標準報酬額とは、1ヶ月分の給料を「35万円以上37万円未満」といったように等級分けしたもので、社会保険料の計算のために使われます。標準報酬月額と標準賞与額の総額を、年金の加入期間で割って求めます

ただし、受給額の計算において、標準報酬月額は63万5,000円、標準賞与額は150万円を年3回が上限です。収入がそれ以上増えても、老齢厚生年金の受給額は増えません。

よって、老齢厚生年金の上限額をもらうための理論上の条件は下記のとおりです。

16歳から70歳まで厚生年金に加入し、その間の所得が常に63万5,000円以上である
賞与は毎年3回、150万円以上を受け取る

この条件での年収は1,212万円以上で、平均標準報酬額は102万5,000円です。

よって老齢厚生年金の最高額は下記のとおりです。

102万5,000円×5.481/1,000×648カ月=364万480円

1カ月あたりに直すと30万3,373円となります。
○老齢基礎年金の最高額はいくら?

老齢基礎年金は、収入による違いはありませんが、加入期間が長いほど年金額は多くなります。令和6年の場合、老齢基礎年金の最高額は81万6,000円で、1ヶ月あたりに直すと6万8,000円です。

よって、会社員が受け取れる年金の最高額は、老齢厚生年金と老齢基礎年金を合わせて1カ月あたり37万1,373円となります。
○年金から天引きされるもの

上記の計算は額面であり、ここから以下のような税金や保険料が差し引かれます。

・所得税
・住民税
・国民健康保険料または後期高齢者医療保険料
・介護保険料

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