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オラクル、クラウド向けインテリジェント・データ・アーキテクチャ「Exadata Exascale」発表

マイナビニュース / 2024年7月12日 19時3分

画像提供:マイナビニュース

米オラクルは7月11日(現地時間)、クラウド向けのデータ・アーキテクチャ「Exadata Exascale」の提供開始を発表した。「Exadata Exascale」は、共有のコンピュートとストレージのプール上でデータベース向けに最適化された仮想インフラストラクチャで構成される。
「Exadata Exascale」とは

これまで、クラウドのテナントはExadataのコンピュート・サーバとストレージ・サーバを使って、ASM(自動ストレージ管理)により、データベース間でストレージを分散していた。対する「Exadata Exascale」には、汎用的なストレージとコンピューティングのプールが組み込まれており、これをテナントで共用する。

米オラクル Exadataおよびスケールアウト・テクノロジー開発担当シニア・バイスプレジデント コディー・ウママゲスワラン氏は、「Exadata Exascale」について、「テナントは必要なコアとストレージのみを指定するだけで利用を始められ、リソースは使った分だけ払う従量課金制となっている。Exascaleのコントロールプレーンは何十というストレージ・サーバに適用されており、共有されているサーバにより、データベースのクエリに数千のCPUを利用できる」と説明した。

RDMAに対応、高速なストレージを実現する仕組み

ウママゲスワラン氏は、「Exadataは速かったが、Exascaleはさらに速い」と語った。それを実現している要素の一つが高速なストレージだ。

主流のクラウドストレージはアーキテクチャが多層であるため、すべての層でレイテンシーとボトルネックが増加し、スピードに制限がかかっているという。

そこで「Exadata Exascale」では、間の層を排除している。Oracle Database 23ai は、プールされたExascaleストレージ・サーバにデータリクエストを直接送信する。ウママゲスワラン氏は、「ダイレクトなデータ転送構造は速い。RDMA(Remote Direct Memory Access)の要件となっているマイクロ秒のレイテンシーが達成されている」と述べた。
また、ストレージ・クラウドは、アクセス頻度が高いデータや頻繁にアクセスされるデータをディスクからメモリやフラッシュに自動で移動して、DRAMとIOPSのパフォーマンスを上げるとともに、フラッシュディスクを空けるという。

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