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ディーン・フジオカ、音楽活動への思いに変化 作詞作曲に対する執着なくなり「歌い手としての自我が芽生えた」

マイナビニュース / 2024年7月14日 10時0分

「2枚組で全28曲。選曲して並び替えて、メビウスの輪みたいな星座の物語が作れたらいいなと思ってやっていましたが、音楽活動を振り返るいいきっかけに。なんで今まで苦しい思いをしながら音楽を続けてきたのか。もちろんやりたいからやっていて、やらないわけにはいかない衝動や渇望があるからやっているわけですが、これから自分の音楽とどう向き合っていくんだろうと考えさせられ、『In Truth』はそういう時に作った曲だったので、自分と対話するというコンセプトも含めて、すごくいい再構築の期間になったと思います」

そして、「In Truth」を作り終えて、音楽活動に対する思いに明確な変化があったと明かす。

「それまでは楽曲を作ることに必ず携わるようにしていました。自分でやることもあれば、誰かとコライトすることもあれば、いろんな作り方を試してきましたが、『In Truth』を作った時に、こういうものを作りたいと思ったものが、それに近い形でスムーズに表現できて、もしかして作ることにこだわらなくてもいいのかなと思えたんです。音楽を作る自分なりのパレット……道具のセットみたいなものが出来上がった感覚になり、1つのチャプターが終わった感じがしました」

音楽活動の集大成とも言える楽曲が完成したことで、作詞作曲に対する執着がなくなり、歌い手に集中したいと思うように。

「自分が作詞作曲に関わるのではなく、歌い手として何ができるんだろうと、歌い手としての自我が初めて芽生えました。今まで何十曲もリリースし、ベストアルバムを新曲を入れる形で作り、全曲何かしら制作過程に必ず自分が関わっていたので、そこに対する執着を手放してもいいぐらい何か自分に対して証明できたのではないかなと。これからは歌うことにもっと特化していきたいと心から思えるようになり、そういう意味でも『In Truth』は1つのターニングポイントになった曲だなと思います」

歌うことに特化することで、新たな可能性が広がるのではないかと期待している。

「誰かが自分のために作ってくれた曲を歌い手として表現することで、自分が制作に関わってきた曲とはまた違う表現で、さらに可能性を膨らますことができるかもしれないなとワクワクするように。さらに作詞作曲について掘り下げてくというキャリアもあると思いますが、自分はそれよりも歌い手としてもっと大きく成長していきたい。今まで気づけなかった何か新しい可能性があるのかもしれないと思えたんです」

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