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山田祥平のニュース羅針盤 第446回 Galaxyがもたらす「AIフォン」の世界がタブレットやパソコンにも広がれば

マイナビニュース / 2024年7月16日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

サムスン電子ジャパンが仏・パリでスマホ新製品のお披露目イベント「Galaxy Unpacked 2024」を開催、この夏の新製品として最新の折りたたみスマートフォンを発表した。日本でも7月17日に予約の受付を開始、7月31日からの発売が予定されている。

ワールドワイドでの発表からほとんど間を置かずに日本でも発売されるのはうれしい。こんなスピーディな展開は今までなく、同社の力の入れようがわかるというものだ。

同社の折りたたみフォンは2タイプ。一般的な縦長平板スマホを折りたたんで、その半分のコンパクトサイズになるGalaxy Z Flip6と、折りたたんだ状態では一般的な縦長平板スマホだが、開くと大きくなってタブレット的に使えるGalaxy Z Fold6だ。

つまり、小さくなるスマホと大きくなるスマホだ。モデル名からわかるように、同社の折りたたみスマホはすでに第6世代に入っている。
○「折りたたみAIフォン」の浸透をもくろむGalaxy

今回のGalaxyは、AIを積極的にアピールしている。新製品のいろいろなデモンストレーションを見せてもらったが、生成AIがもたらす世界観が確かにすごい。

同社ではAIを活かした新たな製品展開で、かつてないほど画期的なモバイル体験を実現し「折りたたみAIフォン」の浸透をもくろんでいる。誤解を怖れずに言えば、この世界観は無理にスマホだけに閉じ込めなくても、タブレットやパソコンにも展開することができれば世界は大きく変わるように思うがどうだろう。

同社がいうには、日本でのGalaxyの販売も好調で、全世界では今年度末までに2億台のAIフォンが普及するそうだ。

FoldとFlipはスマホが大きくなるか小さくなるかを、両面から提案している。どちらもSoCとしてSnapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxyを搭載する。つまり、頭脳の部分に違いはない。純粋にカタチ/スタイルとしてのフォームファクタが違うだけだ。そして、できることもほぼ同じだ。しいていえばFold6はSペン対応しているが、Flip6は非対応といったところだろうか。

○外国語の講演をその場で文字起こし、翻訳して字幕に

両機共に、いろんな場面でAIが使えるが、今まであまり見かけなかった機能として、通訳機能のリスニングモードというのがある。セミナーや授業、講演など、外国語で伝えられる内容を、その場で文字に起こし、同時通訳して字幕表示するというものだ。文字起こしと翻訳字幕表示の合わせ技だ。

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