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圧倒的なライブ演出力を見せた『音楽の日』 「音楽番組のTBS」という信頼感で頭一つ抜けた存在に

マイナビニュース / 2024年7月17日 11時0分

最後は人気ボーカリストを集めた一夜限りの「hopeバンド」が登場。ただ、これは「日本に希望を与えた名曲の数々をカバーする」という定番企画だった。

歌われた楽曲は「ultra soul」「GIFT」「デイ・ドリーム・ビリーバー」「生まれ来る子供たちのために」「キセキ」「栄光の架橋」「TRAIN-TRAIN」「夜空ノムコウ」「時代」で、歌ったのは、SixTONES・ジェシー、マカロニえんぴつ・はっとり、DISH//・北村匠海、アイナ・ジ・エンド、DA PUMP・ISSA、Da-iCE・大野雄大・花村想太、Rockon Social Club・成田昭次・岡本健一、三浦大知、MISIA。

最後のMISIA以外は既出のアーティストであり、正直なところ「日本最高峰の歌い手か」と言えば賛否があるところだろう。しかし、「今、楽曲のアーティストであるB’z、Mr.Children、小田和正ら大物が出演したら視聴率をとれるのか」と言えば簡単ではないのが実際のところ。大物を出せばいいというわけではないところに音楽番組の難しさがある。

しかしそれでもTBSがターゲットに掲げる新ファミリーコア(男女4~49歳)を引きつけるべく、出演アーティストの大半が若手に偏っていた感は否めない。全71組中ベテランと言えるのは、郷ひろみ、アリス、爆風スランプ、島津亜矢、Rockon Social Club、奥田民生、長渕剛、THE ALFEEが1曲ずつ歌った程度だった。

もちろんそのことに問題はなく、ビジネス上は当然かもしれないが、一方で音楽番組の多様性は失われている。だからこそ、例えばダンスバトル後の1時間はベテラン、できれば大物アーティストのコラボを見せてくれたら……と思ってしまった。

それ以外の“アラ”を探すとしたら、時折「世界レベルのSPダンスメドレー」「上半期の大ヒットソング!」などとテロップのあおりが行き過ぎていたこと。また、メイン企画の大合唱とダンスバトルに挟む19時台にSnow Manの「3曲スペシャルメドレー」を組み込むあからさまな特別扱いに違和感の声があがっていた。

ただ、いずれも『音楽の日2024』の高いエンタメ性が損なわれるほどのレベルではないだろう。

●ライブ演出にこだわるTBSの真骨頂
ここまで挙げてきたように、8時間の生放送中に何度もクライマックスが訪れ、そのたびにネット上には称賛や感動の声が書き込まれていた。

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