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最新研究で原因解明! 歯を磨いても「口臭がなくならない理由」を歯科医が解説

マイナビニュース / 2024年7月17日 10時2分

一番サイズの小さい歯間ブラシ(4S)を用意し、流水で良く洗浄してから歯と歯の間の歯ぐきに隙間に優しく挿入してください。

歯間ブラシを前後左右にゆっくりと動かし、歯間を清掃。歯周病はこの歯と歯の間の歯ぐきから発症するので、ここの状態を確認するとで、歯周病の有無が判定できます。

歯間ブラシを5~6回動かしたら取り出し、大さじ2杯分の水(30mL)を入れた透明な小さめのコップの中でブラシを濯いでください。その後、歯間ブラシを流水で汚れを洗浄し、口中の歯間を繰り返し清掃してください。

すべての清掃が終わったら、コップの水を確認してください。キレイに透き通っていたら歯周病ではありませんが、水の色が黄色く濁ったり、水の中に小さいカスのような物質が混ざっていたら、歯周病の可能性が高いです。つまり台所の三角コーナーのような腐った病的口臭の臭いがしています。
口臭を防ぐには口腔内の清潔さがポイント

生理的口臭を防ぐことは難しくなく、舌の表面をキレイにすれば瞬時に臭いはなくなります。市販している舌ブラシを用意して、鏡の前で舌表面を奥から手前に擦って汚れを落としてください。

強い力を入れて擦ると舌を傷つけますから、そーっと数回擦ってください。舌清掃が初めての人は柔らかめのブラシを使用すると良いでしょう。

舌清掃の経験がある人はW清掃効果のあるブラシが効果的かも知れません。時々、歯ブラシを代用して舌清掃をする人がいますが、歯ブラシは硬い歯を清掃する設計なので舌を傷つける可能性がありますし、舌の清掃効果も高くないので、控えてください。

病的口臭対策、つまり歯周病対策は自分で毎日行う清掃のセルフケアと、定期的に歯科医院で行う清掃のプロケアの両方を実施するのが必須です。歯周病は自分一人では絶対に治せないので、必ず歯医者に通ってください。

歯周病が軽度の人は3~6ケ月の通院で症状が治る人もいますが、悪い歯周病菌が原因の場合は数年かけないと症状が治らないこともあります。

生理的口臭も病的口臭も、お口のキレイにしておくことが基本的な予防になります。
スメハラ被害にあわないための対策とは?

スメハラ被害にあわないためには、病的口臭のある人に注意することが賢明でしょう。

病的口臭の原因である「歯周病になりやすい人」は以下のような特徴※があります(カッコ内はオッズ比)。

※出典:『あなたの知識は最新ですか? 歯科衛生士のための21世紀のペリオドントロジー ダイジェスト 増補改訂版』(クインテッセンス出版)

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