山田杏奈、ゲーム機に釣られて開けた女優の道 巡り合わせに感謝「やりたいことに早めに出会えてよかった」
マイナビニュース / 2024年7月16日 15時0分
また、声優の経験を、普段の演技の仕事にも生かしたいという思いも。
「声だけで演じるとなると意識して抑揚をつけたりしないといけないので、難しさを感じましたが、声で伝えられる情報ってすごく多いんだなと。そこを普段のお芝居でも考えていけたら、またちょっと違うやり方で演じられるのかなと思いました」
●「最近やっと『これは仕事だ』と言えるなと思えてきた」
山田は2011年に開催された「ちゃおガール☆2011オーディション」でグランプリに輝き、芸能活動をスタート。現在23歳にして芸歴は13年だ。
「気づけば人生の半分以上に。同い年の友達も就職し始めて、仕事としてやっているという感覚がここ数年ですごく芽生えてきました。ただ、自分の意思だけでずっとできることではないので、自分の引き出しを増やすというのを大事にしなきゃなと思っています」
「ちゃおガール」のオーディションに受けたのは、芸能界に入りたいという思いからではなく、グランプリの賞品だったゲーム機(ニンテンドー3DS)が欲しかったから。
「少しは興味があったのかもしれませんが、モデルさんになりたい、女優さんになりたいなんて全然考えてなくて、ゲーム機が欲しくて応募したんです(笑)。(グランプリに選ばれ)私自身も驚きましたが、親の方が焦っていました」
活動をスタートさせてから、少しずつ仕事の楽しさを感じるようになったと振り返る。
「最初はレッスンに行くのが緊張しておっくうだった時期もあって。でも、仕事をやらせてもらうにつれて少しずつ、責任を持たないといけないんだと学び、楽しさもちょっとずつ感じるようになりました」
そして、経験を重ねていく中で徐々に、芸能界の仕事をずっとやっていきたいと考えるように。オファーがないとできない仕事ということで、不安を抱えながらも「これを仕事にしていきたい」との思いで活動しているという。
「毎年毎年『大丈夫かな。続けていけるのかな』という思いがあります。ずっとやっていきたい気持ちはすごくあるけど、使いたいと思ってもらえないと仕事はないので、そう思ってもらえるように頑張らないといけないなと。その積み重ねで10年ちょっと、周りのサポートもありつつ続けられて、すごくありがたいなと思っています」
2019年に高校を卒業してからは芸能活動に専念。近年はドラマや映画に引っ張りだこだが、「最近やっと『これは仕事だ』と言えるなと思えてきました」と語る。
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