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梅雨の「室内熱中症」に注意! 節電になるエアコン冷房の使い方をダイキンが解説

マイナビニュース / 2024年7月16日 16時43分

○検証2・エアコン冷房の風向設定は「ななめ下」と「水平」でどちらが節電?

エアコン冷房の風向設定「ななめ下」と「水平」それぞれで、日中11時間(8:00~19:00)つけっぱなしにして消費電力量を計測し、1カ月あたりの電気料金の違いを調査した。(同じ条件の日が30日(1カ月)続いたと仮定した場合の金額となる)

エアコンの冷房運転時の風向「ななめ下」と「水平」の消費電力量を比較した結果、「ななめ下」が3.76kWh、「水平」が2.77kWhとなり、風向「水平」の方が消費電力量が約3割少ないという結果に。1カ月換算では風向「水平」は「ななめ下」と比べて電気代が約930円の差になる。人がいる場所に冷たい風を直接送る「ななめ下」の方が節電につながりそうに思えるが、今回の調査では、風向「水平」の方が節電につながる結果となった。

このような結果になる理由は、冷たい空気は重く、床付近にたまる性質があるからだという。風向を「ななめ下」にすると床付近に冷たい空気がたまる一方で、天井付近には暖気がたまりる。一般的なエアコンは、高い位置にある室内機内部の温度センサーで室温を判断する。天井に暖気がたまっていると、床付近が十分涼しくなっていても、エアコンはさらに部屋を涼しくしようと必要以上に運転してしまう。風向を「水平」にすると、冷たい風が天井付近から床方向に自然に下りていくので、余計な電力消費を抑えながら、部屋全体を涼しくすることができるという。

○検証3・設定温度を「1度下げる」のと、風量設定を「強」にするのとでは、どちらが節電?

エアコン冷房を使っていても暑く感じることがある真夏の日中(13時~15時)、設定温度を1度下げるのと、風量設定を「強」にするのとでは、どちらが節電になるのか、消費電力量を計測し、電気料金の違いを調査した。

エアコンの冷房を使っていても暑さを感じる時、設定温度を下げるのが一般的だが、実は、風量を「強」にすることでも涼しさを感じることができる。設定温度を1度下げた場合と風量を「強」にした場合の消費電力量を比較した結果、設定温度を「1度下げる」と1.13kWh、風量「強」にすると0.52kWhとなり、風量「強」は、設定温度を「1度下げる」場合と比べて消費電力量が約半分になった。

このような結果になる理由は、設定温度を下げたとき、エアコンは室内の空気中からより多くの熱を集めるため、圧縮機の運転を強めるからだという。一方で、風量を「強」にすると室内機のファンの音が大きくなり、電気をたくさん使っているように感じるが、ファンが使う電力は、圧縮機が消費する電力と比べるとわずか。人の体感温度は、室温だけでなく、湿度や気流によっても変化する。室温を下げる代わりに風量を強くすることで体感温度が下がり、涼しく感じられるという。

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