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iPadを買うならどれがおすすめ? iPadの賢い見極め方[ディスプレイ編] - iPadパソコン化講座

マイナビニュース / 2024年7月25日 11時30分

この呼び名はRetinaディスプレイのグレードを表していると考えればわかりやすいでしょう。たとえば一世代前のiPad(第9世代)では単に「Retinaディスプレイ」と呼ばれており、Retinaディスプレイ→Liquid Retinaディスプレイ→Liquid Retina XDRディスプレイ(1世代前のiPad Proなどで搭載)→Ultra Retina XDRディスプレイの順にグレードが上がります。

Ultra Retina XDRディスプレイとLiquid Retinaディスプレイの主な違いは、光を発光する仕組み(パネル)として前者は有機EL(OELD)、後者は液晶(LED:IPS方式)を採用している点にあります。現行のiPad ProはiPadシリーズとして初となる有機ELディスプレイを搭載しており、その特性上、特に液晶よりも高い輝度を実現するのが特徴です。SDR輝度がLiquid Retinaディスプレイでは最大600ニトであるのに対し、Ultra Retina XDRディスプレイでは最大1,000ニトになっており、より明るくなっています(XDR輝度は最大1,600ニト)。

なお、Retinaの後ろに付いているXDRは「Extreme Dynamic Range」の略で、ダイナミックレンジ(表現できる明るい部分と暗い部分の差)がSDR(Standard Dynamic Range)やHDR(High Dynamic Range)よりも広く、白飛びや黒つぶれすることなく、写真やビデオの明るいところも暗いところも階調を残して幅広く表現できます。

○ProMotionとNano-Textureガラスを搭載

さらに、Ultra Retina XDRディスプレイを搭載したiPad Proでもう1つ大きく異なるのは、ProMotionテクノロジーを搭載していることと、1TBと2TBモデルのオプションとして「Nano-Textureディスプレイガラス」を選択できることです。

ProMotionテクノロジーとは、画面のリフレッシュレート(1秒間に表示する画像の更新回数)を最大120Hzまで高めることにより、画面のスクロール操作やApple Pencilの書き心地を滑らかにするもの。一方、Nano-Textureディスプレイガラスは環境光を散乱させて映り込みを防止するための技術です。

このように、iPad ProのディスプレイにはほかのiPadシリーズのモデルと比べて非常に高い品質を実現する多くの機能が追加されています。特に、繊細な色表現が求められる映像編集などのプロフェッショナル用途や、精密なイラスト、明暗の激しい動画やゲームなどで画質や操作感にこだわるならiPad Proを選ぶのが一番です。

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