1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

ソラコム、IoTカンファレンス「SORACOM Discovery 2024」で4つの新サービス発表

マイナビニュース / 2024年7月18日 11時31分

同サービスは、センサやカメラなどのデバイスから数値データや画像が送信されるイベントに対して、ルールを適用し、複数のデータソースや生成AIを組み合わせてデータの分析や判断、通知ツールなどの外部アプリケーションへの連携を実行するもの。

同サービスの利用で、デバイスからクラウドにデータを連携し、クラウドからデバイスを制御するような仕組みをローコードで開発できるという。

例えば、工場や倉庫に既設の監視カメラを活用して異常検知を行う仕組みであれば、カメラの画像を生成AIサービスを使って解析。その上で異常を検知した場合に現地にある警報灯を鳴らす、といった連携制御を行うアプリケーションをユーザーコンソール上の操作で構築できる。

検知すべき内容や結果の出力は、生成AIに渡すプロンプトとして自然言語で記述できる。ビジネスのノウハウや現場の知識を踏まえたアプリケーションの構築も、ソフトウェア開発の専門知識がなくとも実現可能となっている。

対応する生成AIサービスは、OpenAI GPT-4o、Azure OpenAI、Amazon BedRock、Google Geminiなどの主要サービスから選択でき、これらの高度な汎用モデルの活用で、特定のユースケースに特化した機械学習モデルの構築や学習などを行うことなく、AIを活用したIoTアプリケーションを速やかに構築できるという。

SORACOMのアカウントを持つユーザーは、Freeプランを無料で利用できる。アプリ数やイベント数に制限のないProプランとEnterpriseプランは今秋提供される予定とのこと。
自然言語でプラットフォーム利用状況を分析する「SORACOM Query Intelligence」

「SORACOM Query」は、2023年7月に発表したIoTデータの分析を支援する分析基盤サービスで、顧客のデータを保存し、複雑なクエリを含む解析を可能にする分析基盤を構築・運用することなく、大量のデータを効率的に扱うことができるもの。

今回、SORACOM Queryで、SIMの通信状況(セッション)の履歴、データ通信量、課金情報など、SORACOMのプラットフォームデータをデータベースに読み込めるようになることが発表された。これに加え、SORACOMのプラットフォームデータに対して、自然言語で質問し、その結果をテキストや図表で受け取ることができる「SORACOM Query Intelligence」も同時に発表されている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください