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ホンダの旧型「フリード」に乗り倒した私が新型に試乗して感じたこと

マイナビニュース / 2024年7月23日 11時30分

次に内装を比べてみよう。

大きく変わったのがメーターパネルの位置だ。先代モデルではハンドルの奥に収納スペースがあり、そのさらに奥にメーターパネルがあった。この配置だとメーターがフロントウィンドウに近くなるので、運転中の視線移動が少なくてすむという利点がある。

新型ではメーターパネルがハンドルのすぐ奥に移動している。位置としては先代よりも手前になったわけだが、ここでも視認性はかなりいい。

乗り比べてみると、新型フリードの方が運転中に周囲を確認しやすかった。これはおそらく、ダッシュボードが直線的なデザインになったことが影響している。乗車してすぐはAピラー(フロントガラスと天井を支えている柱の部分)が太くなり視界が悪くなったのではと感じたのだが、しばらく走るとまったく気にならなくなった。ピラーやナビなども、視界を邪魔しない位置に配置してある。

運転席周りの収納の数は先代と同等。使い勝手が悪くなってしまったところはないと開発陣は説明する。実際、先代モデルにあったハンドル奥の収納スペースは助手席側に移動しているし、深くなり、開けやすくもなっている。ただ、センターコンソールにあった収納式のテーブルは、新型フリードでは廃止されてしまった。

この点については、ホンダの開発メンバーの間でも残すかなくすかで意見が分かれたそうだ。個人的には、便利だったので残してほしかった。

3列目シートの格納が手軽に!

後席の使い勝手はこれまでのよさを継承しつつ、さらに改良が加えられている。

後席用に独立したエアコンが設けられたのは嬉しい変更点だ。ミニバンは室内が広いので、前席のエアコンだけだと室内温度を快適に保つのが難しい。特にここ最近の夏の暑さは、例年にないほど厳しい。後席用のエアコンはもはや必須装備だ。

3列目シートを跳ね上げて格納する際のシートの固定は、これまでよりやりやすくなっている。具体的には、天井付近にあったフックを取り付ける金具の位置が、より手前かつ下(Dピラー付近)に移動したことで、楽にシートを固定できるようになった。地味な変更点だが、先代モデルと比較すると明らかにラクだ。

後席は2列目も3列目も、ヘッドレストなどの厚みを少なくし、圧迫感を低減すると同時に、視界を広くするための工夫を施したという。比較してみてそれを実感できたのは3列目の窓「リヤクォーターガラス」だ。新型フリードでは、デザインが全体的に直線的になったおかげで、リヤクォーターガラスもほぼ真四角になった。光が多く入るようになり、開放感が増した。

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