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あえて5人乗りを選ぶ意味は? ホンダの新型「フリード」開発陣に聞く!

マイナビニュース / 2024年7月24日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

ホンダのコンパクトミニバン「フリード」が8年ぶりにフルモデルチェンジを実施したということで、さっそく公道で走らせてみた。走りの質感は上がっているが、ちょっと非力? あえて5人乗り仕様を選ぶ意味は? いろいろと気になることがあったので開発陣に聞いてきた。

走りは二の次?

新型フリードの公道試乗では、ガソリン車とハイブリッド車をおよそ半日かけて試乗した。そこでいくつか気になる点があったので、開発担当者に質問してみた。

まず、走行性能についてだ。新型フリードでは、高速道路での合流や追い越しなどでアクセルを思いっきり踏み込むと、非力さを感じる部分があった。新型フリードの排気量は、ガソリン車もハイブリッド車(HV)も1.5Lで変わりない。馬力(最高出力)はガソリン車が118PS、HVはエンジンが106PS、モーターが123PSだが、どちらのモデルも加速力が弱めだと感じた。先代モデルは排気量こそ新型と変わらないものの、最高出力は129PSとなっていて、新型フリードよりも力強い加速力が得られた。

なぜ非力と感じたのか、開発陣に率直に聞いてみた。回答は次のとおりだ。

「新型フリードのコンセプトは『余裕』です。特に走りについては、『安心感と、快適でみんなにやさしいダイナミクス』に由来した設計となっています。アクセルを踏み込んで急加速してしまうと、乗員が驚いてしまうかもしれません。体が強く抑えつけられたり、振られたりしてしまうこともあるでしょう。そういったことがないように、アクセルを踏み込んでも急激な加速にならないように配慮しています」(以下、カッコ内はホンダ開発陣の発言)

マイルドな走りはファミリーカーならではの味付け、ということなのかもしれない。

「加速力がなく、遅いと感じてしまったかもしれませんが、フリードの特性上、街中をゆったりと走ることに重点を置いた走行性能を持っていると思ってください。走りにこだわっていないわけではありませんし、走りは二の次とまではいいません。とはいえ、車体が重いこともあり、走りはかなりマイルドになっています。最優先にしたのは、快適性や使い勝手のよさなんです」

もちろん、走りの面で先代モデルよりよくなっているところもたくさんある。例えば、走行中の車体の剛性感だ。頻繁に右左折を繰り返したり、カーブを曲がったりしても、新型フリードは体が振られることが少なく、安定して着座していられたように思う。この点について担当者は「サスペンションなどのチューニングを実施して、剛性を上げています」と話していた。先代モデルと比較すると、安定感が増しているのは明らかだ。
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