1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

高畑充希、『光る君へ』定子役を全う「生き切った」 愛され役の重圧も吐露 ウイカ&塩野に「救われた」

マイナビニュース / 2024年7月21日 20時45分

定子は一条天皇が寵愛し、また、清少納言が心からの忠誠を尽くした人物。「憧れの目で見てもらえる人物像にしなければいけない」というプレッシャーもあったと高畑は明かす。

「これまで何かに対してエネルギーを持つ役が多く、持たれる役はほとんど初めての経験だったので、推される役の不安があり、頑張らないといけないとすごくプレッシャーを感じていました。憧れられたり愛されたりする役はどこかずっと不安なんですよね。自分で大丈夫なのかなと思ってしまって」

そして、ウイカと塩野のおかげで不安要素が減り、気持ちが楽になったと感謝している。

「ウイカちゃんは撮影の中でも外でもすごく私を推してくださって、それに救われた部分が大きかったです。憧れの存在として扱って私を楽にしてくれたので、ウイカちゃんとソウルメイトの役をやれてうれしかったですし、よかったなと思います。塩野さんも『定子さん好きです』という感じで持ち上げてくださって、恥ずかし気もなく言葉で表現してくださる方だったので、救われた感覚が強かったです」

定子は14歳のときに11歳だった一条天皇のもとに入内。現在32歳の高畑が、初登場時は実年齢よりもはるかに若い定子を演じ、一条天皇の子供時代を演じた柊木陽太との年齢差は20歳だった。

高畑は「登場したときに一条天皇が20歳ぐらい下だったのが一番厳しかったです。さすがにと思いましたが、それも大河ドラマの醍醐味だなと思います」と振り返り、「どう見たって同世代には見えないと思ったので、変に若作りしなきゃという感覚よりも、感情が複雑ではなくピュアな状態で入り、そこからいろんなことを考えないといけなくなるという心持ちでいました」と気持ちの面を大事に演じたと明かす。

●日本文学の素晴らしさを身に染みて実感「本当に幸せ」

激動の人生を歩み、25歳でこの世を去った定子を演じ切った高畑。

「時間でいうと10年くらいのところをこれだけ生き抜かせてもらうような役柄はそんなに多くない。これだけいろんなことが起こって、周りの環境も変わって、短いながらドラマティックな人生を歩んだ方だと思うので、私は生き切ったというか、最後までゴールテープを切ってパタッみたいな感覚で撮影を終えました」

そして、「本当に大変な人生」と定子の一生を振り返り、「ここまで大変なことになるのは時代だったり、位が高すぎた故だったり、本人がいろいろ理解できてしまう人だったからこそ苦しんだ部分も多かったのかなと思います」と解釈。「つらいシーンばっかり撮っていた時は、吉高さんに『大丈夫!? 顔やばいけど、どうしたの?』と言われて(笑)。それだけ(役に)持っていかれていたのだと思いますが、演じ終わった今は、定子さんをずっと見つめていたような感覚が残っています」と話した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください