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高畑充希、『光る君へ』定子役を全う「生き切った」 愛され役の重圧も吐露 ウイカ&塩野に「救われた」

マイナビニュース / 2024年7月21日 20時45分

清少納言の『枕草子』の誕生が描かれたシーンも大きな話題を呼んだが、高畑は同シーンで文字の力や日本文学の素晴らしさを感じたという。

「『定子さんはそんなひどい人じゃない』と叫ぶより、文字の力というか、文字に残すことがこんなにパワーがあるのだと実感としてそこまでなかったのですが、『枕草子』が誕生するシーンを撮影し、そのオンエアを見た時に、こういう守り方があるんだなと実感として受け取れて、少納言に対して『なんてかっこいい女性なんだ』と思いました。『春はあけぼの』というくだりは私も学生時代に習っていましたが、その意味を感覚として受け取ってこなかったので、学んだ時間から何年も経って、自分がこの役をやることで日本文学って素晴らしいなと身に染みて感じられたのはすごくいい経験になったなと思います」

また、定子役が役者としてどんな経験になったか尋ねると、「いろんな役をやらせていただくたびに、それぞれの役からもらうものも大きいですが、今回は自分が学んできたものと自分の体感が一致した感覚がものすごく新鮮で、この年になってやっと日本の文化の美しさを知れたなと。そういうことを地上波のドラマで、日本でやれるのはすごく幸せだなと思いましたし、こういう作品を海外の方に見てもらえたらいいのにと思いました」と述べ、「かつて自分の中に染み込んでいた平安のなんとなくの知識と自分の感覚がハマってグッときた経験が初めてだったので、多少でも勉強しておいてよかったなと思いましたし、こういう作品に出演できたのは本当に幸せだったなと思います」としみじみと語った。

主演の吉高とは「先輩でも友人でもある関係性」だと言い、「ご本人の明るい人柄もあって、周りを楽にしてくれる人だなという印象があります。一緒にいるとふざけてしまう。それがハードな現場の中では息抜きになることもあるし、すごく寛大な人なので、そこに救ってもらえることが多いと思います」と吉高の人柄を称賛。「現場ではないところで会うといつもお互いふざけてしかないので、今回共演シーンが1シーンありましたが、お互い真面目にセリフを話しているのが笑えてきちゃうくらい、私も由里ちゃんも仕事場ではちゃんとお仕事をしているんだぞという不思議な感覚でした」と振り返った。

大河ドラマへの出演は、『軍師官兵衛』(2014)以来、10年ぶり2度目となった。

「大河に出るといつもつらい役だなと。前の時も子供を取られてしまう役だったので、いつか幸せになりたいなって思いました」と笑い、「難題に襲われる役もやりがいがあるので難しいですが……」と言いつつ、3度目の大河ドラマ出演の際には幸せな役を演じたいと話していた。

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