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新生「ROG NUC」レビュー、ASUSがおくる下位モデルでも十分強力な小型ゲーミングPC

マイナビニュース / 2024年7月21日 8時11分

GPUは、NVIDIA最新世代でモバイル向けの「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」だ。ミドルレンジに位置するGPUで、CUDAコア数は3,072基、ビデオメモリはGDDR6が8GB、メモリバス幅は128bitだ。RTX 40シリーズは、アップスケーラー(Super Resolution)とAIによるフレーム生成(Frame Generation)も加えた「DLSS 3」をサポートしているのが強み。第8世代のNVENCによって従来からのH.264/HEVCに加えて、AV1のハードウェアエンコードが可能なのもポイントだ。

GeForce RTX 4060 Laptop GPUはPCの設計に合わせてブーストクロックは1,470MHzから2,370MHz、カード電力は35Wから115Wの間で調整できる仕様となっている。本機はブーストクロック2,370MHz、カード電力が標準110W、最大130Wと性能を最大限引き出せる仕様。このあたりはさすがデスクトップPCと言えるところだ。

なお、メモリはDDR5-5600が16GB(8GB×2)、ストレージはPCI Express 4.0 x4接続のNVMe SSDで容量は512GBだ。SSDの速度はシーケンシャルリードが6,723.79MB/秒、シーケンシャルライトが4,783.60MB/秒とかなり高速だ。ファイルのコピーやゲームのロードで不満を感じることはないだろう。

下位モデルでも重量級ゲームを問題なく遊べるパワー

ここからは性能をチェックしていこう。総合ユーティリティの「Armoury Crate」で動作モードをTurbo、パフォーマンス、サイレントから選択できる。PCの総合的な性能を測定する「PCMark 10」とCGレンダリングでCPU/GPUパワーを測定する「Cinebench 2024」はモード別の測定結果も掲載、ゲーム系のベンチマークはTurboモードに統一して測定した。

なお、動作モードはCPUとGPUの合計消費電力(CPUのTDP+GPUのTGP)の最大値が変化する。Turboは175W、パフォーマンスは165W、サイレントは145W。電力上限を変えることで性能を調整しているわけだ。性能が高いほど発熱も増え、冷却するためのファンの動作音は大きくなる。Turboは45.5dBA、パフォーマンスは44.5dBA、サイレントは41.9dBAだ。排熱は背面で行われることもあり、正面からだとTurboモードでもあまり気にならないレベルと言ってよい。小型とは言え、ゲーミングノートよりも大型の冷却システムを搭載しているからだろう。

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