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新生「ROG NUC」レビュー、ASUSがおくる下位モデルでも十分強力な小型ゲーミングPC

マイナビニュース / 2024年7月21日 8時11分

Turboとサイレントでは最大で10%程度の差が付いている。サイレントでもそれほど極端に性能が落ちるわけではないので、動作音が大幅に小さくなることを考えれば、深夜や仕事に集中したいときなどにはよいかもしれない。

ここからは実際のゲームを試してみよう。まずは定番FPSから「Apex Legends」と「オーバーウォッチ2」を実行する。Apex Legendsはトレーニングモードの一定コースを移動した際のフレームレート、オーバーウォッチ2はbotマッチを実行した際のフレームレートをそれぞれ「CapFrameX」で測定した。

Apex Legendsなら、最高画質設定でも4Kで平均95.8fpsと高いフレームレートを出せる。フルHD、WQHDなら144Hzなど高リフレッシュレートのゲーミングディスプレイと組み合わせてもその性能を十分活かし切れるフレームレートだ。オーバーウォッチ2は、WQHDまでなら高いフレームレートを出している。4Kは平均50.4fpsと快適なプレイの目安と言える60fpsをちょっと下回ってしまう。

続いて、DLCの発売で人気再燃中の「エルデンリング」を試してみよう。このゲームは最大60fpsだ。レイトレーシングにも対応しているが、DLSSなど描画負荷軽減技術は導入されておらず、有効化すると非常に描画負荷が重くなるため今回は使っていない。リムグレイブ周辺の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定した。

WQHDまでは平均フレームレートがほぼ上限に到達と快適にプレイできる。4Kは平均38.3fpsとさすがにカク付きが目立ってしまう。

続いて、アップスケーラー&フレーム生成によってフレームレートを伸ばす「DLSS 3」に対応するタイトルから「Call of Duty Modern Warfare 3」、「サイバーパンク2077」、「Starfield」を実行する。Call of Duty Modern Warfare 3とサイバーパンク2077はゲーム内のベンチマーク機能を利用、Starfieldはジェミソンのロッジ周辺の一定コースを移動した際のフレームレートをそれぞれ「CapFrameX」で測定した。

Call of Dutyはそれほど描画負荷が高くないため、4Kでも平均66fpsを達成している。サイバーパンク2077とStarfieldは特に描画負荷の高いゲームだが、フレーム生成の効果もあってWQHDまでは平均60fpsを超えた。重量級ゲームもWQHDまでは快適に遊べるパワーがあると言ってよいだろう。
省スペース&高性能なデスクトップPCの誕生

2.5リットルのコンパクトなボディに重量級ゲームも十分快適に遊べるスペックを詰め込んだ1台。下位モデルで27万6,600円という価格は少々高めではあるが、ここまで小さくて高性能なデスクトップ型ゲーミングPCはほとんどないだけに、希少価値がある。充実したインタフェース、SSDを追加できる拡張性、高負荷時でも動作音がそれほど大きくならないのはゲーミングノートに対する大きなメリットだ。手軽に設置できるゲーミングPCを求めているなら、チェックして損はない。
(芹澤正芳)



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