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『光る君へ』第27話、視聴者が最も注目したのは「彰子の入内」と「定子の出産」 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年7月21日 6時0分

ネット上では、「もはや影のドン」「親父は晴明を使ってたのに道長は晴明に使われてる」「晴明の大胆不敵な献策は、論理的な側面もある」などと、清明の暗躍ぶりに言及するコメントが多く投稿された。登場回数は決して多くないが、抜群の存在感を示している。今まで道長や道長の父・藤原兼家(段田安則)は、清明の助言や提案によって躍進してきたが、晴明との関係性は親子それぞれで変化が見られるところも面白い。

史実ではこの後、一帝二后を実現するために、道長の懐刀である藤原行成が東奔西走することになる。当然今まで前例のない事態のため、一筋縄ではいかないことは予想に難くない。数々の障害をどのように乗り越えていくのか。行成の活躍も見どころとなりそうだ。

●女院・藤原詮子と一条天皇の決裂が露わに
3番目に注目されたシーンは20時38分で、注目度74.2%。女院・藤原詮子(吉田羊)と一条天皇の決裂が露わとなる場面だ。

「皇子様のご誕生まことにおめでとうございます」と、詮子はわが子である一条天皇に、皇子誕生の祝辞を述べた。「ありがとうございます」と返答する一条天皇だったが、実の親子であるはずの2人の会話はどこかよそよそしい。

「皇子様はいずれ東宮となられる身。お上のように優れた男子に育っていただかねばなりませぬ」という詮子の言葉には、一条天皇を立派に育て上げたという自負が感じられる。しかし、その言葉に対する一条天皇の答えは「朕は皇子が私のようになることを望みませぬ」と、およそ詮子が想定していないものだった。「え?」と絶句する詮子に、「朕は己を優れた帝だとも思ってはおりませぬ」と一条天皇は追い打ちをかける。愛する息子の言葉に、詮子は動揺を隠せず、「なんと…私が手塩にかけてお育て申し上げたお上です。優れた帝でないはずはございませぬ」と声を震わせる。

一条天皇も次第に感情的になり、「朕は中宮一人幸せにはできぬのですよ」と声を荒げた。言葉に詰まった詮子は「それは…そもそもあちらの家が…」と反論するが、感情を抑えられなくなった一条天皇は「朕は母上の仰せのまま生きてまいりました。そして今公卿たちに後ろ指をさされる帝になっております」と、はじめて母に心情をさらした。詮子の感情もむき出しとなり、「ですからそれは伊周らが悪いのです。中宮もお上のご寵愛をかさに着ていい気になり過ぎたのですよ。決してお上のせいではございませぬ」と、想いを息子にぶつけた。

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