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「朝倉未来が平本蓮に判定で勝つ」と予想する根拠─。  7・28『超RIZIN.3』

マイナビニュース / 2024年7月22日 17時20分

チャンピオンベルトは最強の証だ。
人気ファイター同士のドラマ性十分な闘いとはいえ、タイトルマッチにするのには無理がある。LMS(LAST MAN STANDING)のベルトは勝利者トルフィーの代品と考えればよいだろう。

○■判定決着は必然

だが、このベルトを巡ってのやり取りは興味深かった。「欲しい」と意欲を見せた平本と、「いらない」と口にした朝倉の今回の闘いに対する想いの違いが改めて鮮明になったからだ。

『超RIZIN.3』に向けての記者会見、公開練習、イベント等が、これまでに幾度も行われてきた。その中で両選手は発言し、またメディアから個別インタビューも受けている。
そんな中で、気になったのは次のくだり。

平本は言った。
「俺と朝倉未来なら『THE MATCH』なんて余裕で超える面白いものを作れる。いい作品をつくりたい」

対して朝倉は、こうコメントしている。
「作品をつくるつもりなんて、まったくない。公開処刑ですよ。何万人、何十万人が観ている前で、アイツをコテンパンにやっつけるだけ。それが、この試合をやる目的なんで。平本にとっては、MMA(総合格闘技)の道に入る切っ掛けになった朝倉未来と対戦できたことがゴールなんですよ。
俺とは目的が違う。この試合は俺にとってはラクな相手を用意してもらっての復帰戦。もっと上を目指していますから。平本が言っていることは、ズレている」

平本は、朝倉戦に辿り着けたことを喜んでいる。
それは、そうだろう。戦績3勝3敗ながら自らのキャラクターで人気を獲得し大舞台で闘うチャンスを得たのだから。この試合が実現に至るストーリーは、平本が描いたと言える。
逆に朝倉は、複雑な思いを抱く。
(俺も落ちたもんだ。平本と試合が組まれ「勝負論がある」と見られてしまっている。まぁ仕方ない。それを格闘技ファンが求めているならやってやるか。
目指すはRIZINフェザー級のチャンピオンベルト。平本に勝って貰うベルトに何の価値もない。試合を盛り上げようとしてくれるのは分かるが、復活へのウォーミングアップ程度の試合にベルト云々と言われても恥ずかしいだけ)
これが朝倉の心境ではないか。

平本にとって、このベルトは「朝倉に勝った記念すべき戦利品」。だが朝倉に同様の想いはない。

さて、私の予想は「朝倉の判定勝ち」。
まずシンプルに、実績と総合力で朝倉が上位だ。
このカードが発表された時点では「朝倉がフィジカル、メンタルの両面でコンディションを戻せるか」との不安要素があったが、それも払拭されている。この4カ月の間に万全の状態をつくり上げたようだ。
平本もフィジカルを強化、さらにMMAファイターとしても急成長しており、展開次第でいずれにも勝機はある。それでも朝倉の勝利を予想するのは、平本より強い気持ちでリングに上がると見るから。

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