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『FNS27時間テレビ』なぜ「学園祭」はウケたのか? 「来年も放送してほしい」とまで称賛された理由

マイナビニュース / 2024年7月24日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

●局内のみならず視聴者の間でも「成功」ムード
20~21日に放送された『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』(フジテレビ)は、終始X(Twitter)のトレンドランキングを席巻していたほか、視聴率やネット上の評判もおおむね好評。終了後には称賛の声が飛び交い、大きなトラブルなどもなく、局内のみならず視聴者の間でも「成功」というムードが広がっている。

『FNS27時間テレビ』は2010年代あたりから低迷が目立ちはじめ、後半に入ると笑いの要素を減らした“ほぼ収録放送”になり、2020年代にはコロナ禍で中止になるなど苦境に陥っていた。昨夏、4年ぶりに放送されてそれなりに好評だったものの、まだ「完全復活」とまでは言えない状態だっただけに、今後に向けて希望を持てる結果と言っていいだろう。

「成功」というムードになった理由について、ベース番組となった『新しいカギ』、総合司会の霜降り明星(せいや、粗品)、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、ハナコ(菊田竜大、秋山寛貴、岡部大)、「日本一たのしい学園祭!」というテーマ、各コーナーの構成・演出などの観点から、テレビ解説者の木村隆志が掘り下げていく。

○7人の芸人が面白かったという実感

まずベースとなった『新しいカギ』と総合司会の7人について。

民放各局が最も求めるコア層(主に13~49歳)の個人視聴率は、全時間帯平均が4.6%、21日18時30分~21時54分の平均が7.8%を記録した。特に後者は日曜ゴールデンの高視聴率番組を破っての時間帯トップだけに、この結果だけを取っても「『新しいカギ』と7人を選んだことが正しかった」と言っていいのではないか。

フジテレビのバラエティを見渡すと、昨年のベースとなった『千鳥の鬼レンチャン』以外で『FNS27時間テレビ』のベースになりそうな人気番組は見当たらない。今回、総合司会を務めた7人の年齢層を見ても、「より若い『新しいカギ』だからこそ、Xの反応なども含めてコア層に訴求できた」とみるのが自然だろう。

常にボケやツッコミを繰り出す長田、松尾と、毒舌芸を加速させている粗品の涙は意外性も訴求力も十分。さらに、せいやの熱さや、ハナコの一生懸命さもいつも以上に目立っていた。それらは「『FNS27時間テレビ』の総合司会を務めること」の特別な意味を感じさせるとともに、大きかったのは「『新しいカギ』の彼らがやったから面白かった」「彼らが総合司会でよかった」という視聴者の実感。

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