1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

ウチの会社の IT ルーキー 第1回 ショウジョウバエの研究からアプリ開発の道へ、サントリーウエルネス 相川さん

マイナビニュース / 2024年8月9日 11時0分

また、プロのインストラクターが監修した、家の中で5分からできる簡単なフィットネスレッスンの配信や、体の健康豆知識から心の健康を満たす旅行や趣味の情報をまとめたコンテンツなど、大手フィットネスクラブや映像制作会社といったパートナー企業との協業で制作された「健康習慣」「フィットネス」「雑誌読み放題」「情報メディア」という4つの機能を有している。

相川氏はこの「Comadoの中の人」として、主に「レコメンド機能」の開発にあたっているという。

「Comadoは、健康行動促進のための健康情報に関する記事やフィットネスの動画などを提供しているアプリなのですが、現在はユーザーが自分の手で自分に合う内容のコンテンツを探さなければならない仕様になっています。そのため、私はユーザーに合った内容をレコメンド機能の実装を目指すプロジェクトの推進を行っています」

具体的には、機能実現に必要なことの整理や関係者との認識合わせなど多岐に渡る。直近では、初期モデル検証に必要な起案の準備や分析チーム・開発チームメンバーとの1on1を行う1日を過ごしているという。

薬学の道からIT人材へ

このように若手のうちから活躍する相川氏だが、学生時代はITとは縁の薄い「薬学」を専攻していたという。

「学生時代の専攻は薬学系で、ショウジョウバエを用いた栄養と寿命の研究に取り組んできました。薬学部だったものの6年制の薬剤師コースの定員が少なく、基礎的な研究の雰囲気が強い環境でした。修士就職を決めてからは、専門の基礎生物学と関連のある業界として食品業界や製薬業界を志望していました」

順当に行けば研究職で就職することが多そうな経歴だが、相川氏はなぜITの世界に飛び込むことにしたのだろうか。

それは、大学院で自身の研究を進める中で、実験をしている最中よりも「研究テーマを考える」や「仮説をベースに実験を考える」というフェーズに楽しみを見出すことが多かったから、というのが大きな理由になっているという。それらのプロセスに近いものがありそうで、さらに専門性がつくのは楽しそうという理由で、ITの専門職を志望することにしたという。

そんな同氏は、デジタル&テクノロジー領域のプロフェッショナルとして成長し、デジタルを活用して事業変革、事業拡大、新規事業創造をしたい学生向けの選考であるサントリーホールディングスの「デジタル&テクノロジー部門」で選考を経て入社した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください