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香川・琴平で「海上安全祈願祭」開催- 琴平海洋博物館で海を知ろう

マイナビニュース / 2024年7月24日 14時28分

続いて琴平町長・片岡英樹氏は、「本日は全国各地より海事産業関係の皆様方、一堂にお集まりいただきまして、海にゆかりある琴平の大神様に、海事産業の発展と海上安全をともに祈願できましたこと、私も嬉しく思います」と、来賓を代表して祝辞を寄せた。

金刀比羅宮が鎮座し、県内で二番目に小さな人口1万人弱の町ながら海事産業にとって大切な土地となっている琴平町。今春には天保6年(1835年)に建てられた現存する日本最古の芝居小屋「旧金比羅大芝居(金丸座)」で5年ぶりに歌舞伎を再開するなど、コロナ禍を経て多くの観光客が再び訪れるようになり、賑わいが復活しているという。

「インバウンドの方にもお越しいただき、県外・県内から訪れた昨年の観光客は197万人とコロナ前の8〜9割ほどまで回復しました。門前町をさらに発展・維持させていくためにもご協力のほどお願い申し上げます」
○体験コンテンツも充実する「琴平海洋博物館」を見学

祈願祭の主催者である「琴平海洋会館」は、次世代を担う海洋人材の育成に向けて、青少年に海の魅力やおもしろさ、海と人の関わり方とその歴史など、情報発信することを目的とする公益財団法人。

昭和41年、海の守護神として全国的に崇敬されている金刀比羅宮の山麓に「琴平海洋博物館(海の科学館)」を開設し、人と海との歴史などに関する貴重な所蔵資料を展示している。

年間来場者数は約1万5000人。立地的にも表参道の脇道に入ってすぐのところにあるので、とくに夏場は立ち寄って涼みに来るにもちょうど良さそうな施設だ。現在の建物は昭和49年に建てられたもので、平成7年には内部リニューアルが施されたという。

入館料金は大人450円で、未就学児などは無料。一部展示は英語対応もしており、最近では中華圏などからのインバウンド客も多いそうだ。

様々なかたちで海や船と触れ合う展示を行っており、ミュージアムショップやフォトスポットを併設する1階のエントランスでは、金比羅船の同型船が来場者を迎える。金比羅船は庶民の間で金毘羅参りが大流行した江戸時代、大阪と丸亀・多度津の港の間を結び、お参りの人々を運んでいた船だ。

2階は企画展示室として1〜2ヶ月サイクルで特別展を実施するスペースで、取材時は日本港湾協会主催の「『港の風景』写真コンテスト2023 受賞作品展」が行われていた。

「琴平海洋会館」では毎年、香川県内の小学生に募集をかけて夏休みの期間に制作された船の模型を展示する「小学生船舶模型工作展」を開催。昨年は250点以上の応募があり、今年も10月5日から約2ヶ月間にわたって2階スペースで特別展が開催される予定だという。

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