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実はコスパもタイパもいい? ホテル暮らし歴3年の20代会社員に実際のところを聞いてみた

マイナビニュース / 2024年8月1日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

家を借りるでも買うでもない、ホテルを生活の拠点として場所を転々としながら暮らす「ホテル暮らし」。一見贅沢でお金がかかる印象のライフスタイルだが、実は高騰する光熱費の支払いもなく、家事や通勤時間の省略・短縮が叶う、コスパ・タイパのいい暮らしかもしれない。

今回はそんなホテル暮らしを3年間続けてきた、20代会社員・イワタリサさんにインタビュー。ホテル暮らしが生み出す、時間と心のゆとりとは……?

○きっかけはコロナ禍と転職。現在の家事は「洗濯とごみ捨てだけ」

もともとは航空業界で働いていたイワタさん。コロナ禍になり転職を志した際に「勤務地の近くに住み続けるのではなく、持ち物を手放してでも、さまざまな場所のホテルに住んで、自分の落ち着けるところを探そう」と思ったことが、ホテル暮らしを始めたきっかけだ。

そんなイワタさんが感じる、賃貸物件で一人暮らしをしていた頃との最大の変化が「家事の量」。現在行っている家事は、衣類の洗濯ぐらいだという。

「ホテルの部屋にはキッチンがないので料理はしません。『今日は何作ろう?』といった、意思決定のプロセスすら手放すことができました。」

「清掃やタオル交換、ベッドのシーツ交換もすべてホテルがやってくれます。ごみに関しても、まとめて部屋の外に出しておくだけ。『燃えるゴミの日はいつだっけ?』と考えることもなくなりました。」

「こういう話をすると"生活力がなさそう"と思われてしまうかもしれませんが、仕事に集中したい、可処分時間を増やしたい人にとっては、適したライフスタイルではないかと思います。」

さらにホテルはアクセスの良い場所に立地していることが多いので、レジャーに伴う移動時間や通勤時間の短縮も可能。

ホテルによっては施設内に、生活に必要な店舗が入居している場合もあり、あらゆる移動時間を削ることができる。
○滞在費用は月11万円と割高であるものの、可処分時間を増やせることに満足

イワタさんはホテルのサブスクサービスを利用しており、2023年は合計362泊、年間で約141万円を費やしたという。

「月平均賃料で11万円ほど、1泊あたり3,904円です。一般的な賃貸と比べると高額かもしれないですね。」

インバウンド需要などにより、緩やかではあるものの全体的に宿泊費は上昇。ホテル暮らしを始めた2021年11月と比較すると、月の平均賃料は2万円ほど値上がりしたという。

一時期は銀座のホテルにも住んでいたそうだが、現在は収入の状況を鑑みて、サブスク費用が安くなる滞在先を検討するなど、工夫して暮らしている。

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