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前田公輝&久保田紗友、キスシーンのオフショット動画秘話「どっちでやればいい?」「触っていいのか?」

マイナビニュース / 2024年7月26日 6時0分

○生霊と人間の恋愛模様…演じる自由度と複雑さ

――ご自身と役柄の共通点や、逆に全然違うと感じたところはいかがですか?

前田:家族や自分が近い人とか、大切な人に対しての感謝の思いですね。なので、一緒に人生を歩むパートナーは、自分自身も大事にしたいなと思います。その人に何かが及んだときには、稜英のようにすっ飛んでいきたい気持ちになります。

久保田:私は、ビールが好きなところです(笑)

前田:最高だね(笑)

久保田:奈津実のビール好きには大共感でした。私自身は外に発散せず、自分の中で物事を解消していくことが多かったんですけど、奈津実は外に出したら自分の中から全てなくなっていくぐらい発散して気持ちよくなる性格なので、そこは真逆すぎて、ここまで感情を表現するのは難しいなと思いながら演じていました。でも途中から、自分の中でも外に出していくという感覚がすごく心地よくなっていって、後半は自分自身も私生活を通して奈津実に近づいていった感覚があります。

――生霊と人間が恋愛模様を繰り広げるという、普通のラブストーリーとは違うところでの楽しかったところや苦労はありますか?

前田:僕自身が周りに見えていない、僕も見られないというところに関しては、今までのお芝居とすごく違うところでした。でも、見えないからこそ逆にすごく自由度があって、人との距離感を超えて、近寄ってお芝居をする楽しみもありました。

久保田:奈津実は物が触れられないということもないので、物理的な苦労はあまりなかったのですが、稜英さんのことを見えない人と一緒に3人でお芝居するときに、ちょっと難しさを感じました。稜英さんが言ってることを拾わなきゃいけないけど、それに反応しちゃうと見えない人に「何やってるんだろう?」と思われてしまうから、それがバレないように…という複雑なお芝居になるので。

――シーズン2まである作品ですが、演じていくうちにご自身の変化はありましたか?

前田:稜英の言葉遣いは、日常的にあまり口語として使われないセリフがすごく多かったので、それを現実的に落とし込むために、自分の声帯で低いところを使ったんです。僕自身、声が低いので、今回はそれを使って「威厳」というところを出せたらいいなと思ってやっていました。撮影が続くにつれてプライベートでもそんな声になっていった感じがあります(笑)

久保田:奈津実を演じて、人に対してこんなに感情表現をすることはとても素晴らしいと思ったんです。私自身、どちらかというと感情表現が苦手なタイプなので、そういう部分で学びもありましたし、自分を出すことに対しての怖さみたいなものが、奈津実を通して少し抜けてきたなというのを感じています。

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