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石川遼プロと開発したゴルフ練習アプリが話題、開発者が語る「Apple Vision Pro」の可能性

マイナビニュース / 2024年7月25日 6時0分

「石川遼選手をはじめ、プロゴルファーやコーチの方々にアプリを使っていただく機会が増え、Golfboyの認知が高まりました。現在はiPad/iPhoneアプリの売上げも順調に伸びています」(林氏)

「ひたむきに練習するゴルファー」のためのGolfboyアプリは、ユーザープロファイルの中核である40代から60代の男性から圧倒的な支持を集めているそうです。iPad/iPhoneのGolfboyアプリはダウンロード無料で、ショットやパターの計測、ラウンドモードによるコースのシミュレーション機能などを利用するためには有償のサブスクリプション登録が必要。各機能が無料で試せるトライアル期間もあります。

○開発環境も日増しに充実している

Apple Vision Proの専用アプリである「Golfboy Vision」をリリースしたあとの反響も上々の様子。Apple Vision Proを購入した個人のユーザーを中心に利用されているようです。林氏は「今後も、ゴルフレンジやインドアのシミュレーション施設に導入していただいたり、プロゴルファーやコーチの方々のツールとしてBtoBのニーズを獲得したい」と意気込んでいます。

コンセプトではSwift、SwiftUI、Xcodeなどアップル独自のフレームワークにより、Apple Vision Pro向けのアプリを開発しています。かたや、visionOSを公式にサポートするUnityをベースに、Apple Vision Pro向けアプリをビルドしているデベロッパも少なくありません。林氏は、アップルによるネイティブの開発環境のメリットについて「iPhoneやiOS向けアプリの開発と併走しやすいこと」や「アップデート等を通じてvisionOSに新しい機能が追加されたり、何らかの改変が発生した場合にも、アップルのフレームワークを理解していればいち早く柔軟な対応が取れること」を挙げています。

3Dコンテンツをアプリに組み込むためのレンダリングエンジンであるRealityKit、手の座標やジェスチャーなどのインタラクションを実現するARKitなど、空間コンピュータ向けアプリを開発するために必要なアップルのフレームワークも充実しています。

さらに、今年のWWDC24で発表された「visionOS 2」から、「エンタープライズAPI」というvisionOS向けアプリ開発の自由度を高める新しいAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)のパッケージが追加されます。ここで注目すべきポイントは、Apple Vision Proが搭載する各種センサーへのアクセスとコントロールが拡大すること。コンセプトの林氏は、特に「メインカメラアクセス」を活用するGolfboy Visionアプリの新機能に期待を寄せています。

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