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石川遼プロと開発したゴルフ練習アプリが話題、開発者が語る「Apple Vision Pro」の可能性

マイナビニュース / 2024年7月25日 6時0分

メインカメラアクセスの登場により、Apple Vision Proが内蔵するカメラにアプリ側からアクセスできるようになります。外部のアプリデベロッパは、デバイスのカメラを使って実世界の様子を捉えた画像データをリアルタイムに解析、AI処理を加えて独自の機能やサービスに発展させることが可能になります。

林氏はGolfboy Visionアプリに、メインカメラアクセスを活かしたパターショットの解析機能を追加したいと語ります。

「Apple Vision Proを装着したユーザーがパターを打つ瞬間、フェイスが向いている方向を瞬時に解析して、Apple Vision Pro越しに見るグリーンの上に描かれるショットの軌跡をシミュレーションする機能を検討しています。iPad/iPhone版のGolfboyアプリで同様の機能を実現していますが、現実の風景にパターの解析データを重ね合わせながら表示するApple Vision Proならではの使い方が提案できると考えています」(林氏)
デベロッパが見た「Apple Vision Proの可能性」

Apple Vision Proは販売価格が599,800円からという、アップルの中でも高価なデバイスです。デベロッパの目線からは、アップルによる空間コンピュータの将来がどのように見えているのでしょうか。

「今のApple Vision Proは、アップルが持つ最先端の技術とさまざまな可能性を詰め込んだフラグシップモデルです。将来、Apple Vision Proの廉価版も含むラインナップが出揃って、一般のコンシューマーが空間コンピュータを『1人1台』所有する未来を思い描きながら、私たちのようなデベロッパが今のうちからさまざまなことを試せるパフォーマンスを備えています」

林氏は、ユーザーがApple Vision Proのようなヘッドマウント型デバイスを装着してまで使いたくなる体験を、ビジネスにすることを早くから念頭に置いてアプリやサービスの開発に取り組んできたといいます。そのうえで、Apple Vision Proは映像を中心に高い表現力を備えるデバイスなので、例えばアニメやアイドルなどエンターテインメント系の高品位な3Dコンテンツを提供するビジネスと相性が良さそうだ、とも手応えを語っています。

コンセプトには、独自の画像処理によるリアルタイムトラッキングと三次元位置計測技術を組み合わせる「Qoncept 4D Tracker」というトラッキングソリューションがあります。特別なセンサーやハイスピード記録に対応するカメラなどの業務用機器を使わず、汎用的なカメラと専用ソフトウェアを導入したパソコンがあれば、誰でもハイレベルなトラッキングと計測ができるところにも技術の特徴があります。

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