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『ザ・ノンフィクション』老舗旅館社長が選んだのは“再生”ではなく“新生” 波瑠「すごく分かるなと思ったのが…」

マイナビニュース / 2024年7月27日 18時0分

画像提供:マイナビニュース

女優の波瑠が、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)のナレーション収録に初めて臨んだ。担当したのは、28日に放送される『花嫁のれん物語~能登で生きる家族の18年~』。ナレーション収録直後の波瑠にインタビューし、この作品を通して感じたことを教えてもらった。

○高級温泉旅館からの決別を決意

2024年1月1日、能登半島を襲った大地震。各地で大きな被害が出るなか、番組が18年取材を続ける、七尾市の和倉温泉・多田屋も甚大な被害を受けていた。嫁ぎ先の仏間に掛けられた「花嫁のれん」をくぐって嫁入りするという能登のしきたりに倣い、弥生さんが多田屋に嫁いだのは18年前。若女将として、夫で社長の健太郎さんと共に、さまざまな困難に立ち向かってきた。しかし、今回の震災では、再開のめどはまったく立たず、不安な気持ちばかりが募っていた。

そんななか、多田屋の再建だけでなく、和倉温泉の復興プロジェクトリーダーとしても、各地を駆け回っていた健太郎さんは、ある決意を固めていた。それは、父親たち先代が築き上げてきた高級温泉旅館からの決別。震災からの復興を機に、まったく新しい宿泊施設として生まれ変わるというものだ。その強い思いに、健太郎さんに付いていこうと覚悟を決める弥生さんだが、会長である父・邦彦さんからは疑問の声が……。

○社長と会長それぞれの思いに共感

ナレーション収録を終えた波瑠は、「引き込まれる番組だなと改めて思いました」と第一声。「若女将の弥生さんのストーリーから、多田屋再開に向けた、それぞれの世代の熱い思い……グッとくる場面がたくさんありました」としみじみと感想を述べた。

震災からの復興を機に、健太郎さんは「再生」ではなく「新生」を選んだが、ピンチの場面を迎えたとき、波瑠も「どちらかと言えば、もういっそのこと、と思うタイプ」だといい、「自分で決めたことに頑なに突き進んでしまう」と自己分析。「健太郎さんの気持ちがすごく分かるなと思ったのが、“この選択が一番いい”と思っているからこそ、『新生』を選んだという思い。でも、最短距離で答えを見つけて進めばいいと思ってしまうお父さんの思いにも共感しました」と親子それぞれの気持ちに寄り添った。

健太郎さんと邦彦さんの意見がぶつかるなか、対話の重要性が説かれる場面もあったが、波瑠は「自分のことだったら、自分で決めたらいい。でも、自分だけのことじゃない問題が起こったとき、対話を意識しないといけないなと思います。対話をできているつもりになってしまうことのほうが多いと思っていて、聞いているつもりで聞いていないような大人に自分がなっていないか、ちゃんと改めないといけないです」と、自身に言い聞かせるように語った。

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