1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

69歳・田中真弓、映像仕事は「新人です(笑)」『虎に翼』出演に喜び 朝ドラ主役を夢見ていた過去も

マイナビニュース / 2024年7月26日 12時0分

さらに「舞台はずっとやり続けているので、ある程度の自信はありますが、映像の演技は慣れてないので、久しぶりに映像の現場に入ると、順番通りに撮らないので戸惑ってしまう。そういう意味では、舞台が一番“役者のもの”かなという気はします。演出側は本番になると、自分がどんなに嫌だと思っても役者を止められないけど、映像は撮り直せますから。でも今後も、もっと映像の仕事をやっていきたいです。まだ、新人です! みたいな感じなので」と笑う。

他にも声優の仕事と比べて、相手役とのテンポ感の取り方に苦労したと明かす。

「声優の仕事はブレスの位置が決まっています。自分が自然にしゃべるよりも合わせていく仕事だから、それが癖になっているのもマズいなと感じました。アニメや洋画の吹き替えにしても、自分ではない人のしゃべる“間”に合わせて入れていくので、自分の“間”を知らないのが声優の仕事です。だから稲役で、“間”がわからないまま台詞を入れてしまい、『しまった!』と思ったことが2、3回ありました」

●現場で「ルフィをやっていて良かった!」と思った瞬間も

主演の伊藤沙莉の座長ぶりも称える。

「人気のある人、ちゃんと仕事ができる人はすごいなと思いました。私は映像の現場に慣れていないので、同じシーンを何回も違う角度から撮るということがよくわかっていなくて。そういう時、沙莉ちゃんはそれを自分が“教える”という風ではなく『自分もわからないんですけど』という感じで、私が負担に思わないような形で教えてくれるんです。本当に気の遣い方がすごくて、とにかく明るい方です。主演だから一番疲れているはずなのに、一番の笑い声で笑ってくれるから、こっちが救われます」

その一方で、声優をやっていて良かったと改めて思った瞬間もあったそうだ。

「岡田(将生)くんは、最初の時は全然お首にも出さなかったのですが、次にメイクルームでお会いした時、すごくルフィが好きだということがわかって。それで『お前は俺の仲間だ!』と(ルフィの声で)言ったら、すごく喜んでくれたんです。その時は、ルフィをやっていて良かった! と思いました」

舞台は年間7本、少なくても5本ほど出演し続けているという田中。舞台の仕事について「若い頃はいっぱい出たい、たくさん出ている役をやりたいと思っていましたが、今は作品がすごく面白くて、出番が少なくても作品にとって必要な役であれば、生かされているなと思います。だから、演劇に関しては、そんなに主役をやりたいとはもう思ってはないです」と、年を重ねて考え方も変化したと明かす。

そして、「今後は、もっと映像の仕事もやっていきたいです」と抱負を述べ、「まだ新人なので(笑)。この年になって、新しいことができるっていうのはすごくうれしいことです」と語っていた。

■田中真弓
1955年1月15日生まれ、東京都出身。テレビアニメ『激走!ルーベンカイザー』(78)で声優デビュー。『うる星やつら』(83~86)の藤波竜之介役で注目される。主な声優の役柄に『天空の城ラピュタ』(86)のパズー役、『ドラゴンボール』シリーズ(86~)のクリリン役、『忍たま乱太郎』(93~)摂津のきり丸役、『ONE PIECE』(99~)のモンキー・D・ルフィ役など。声優のほか、女優やナレーターなど幅広く活躍している。

(C)NHK
(山崎伸子)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください