富士通2024年度第1四半期決算は増収増益、Uvanceを軸に堅調に成長
マイナビニュース / 2024年7月25日 18時52分
富士通は7月25日、2024年度第1四半期の決算を発表し説明会を開いた。連結合計の売上収益は前年比3.8%増となる8300憶円で、サービス、ハードウェア、デバイスの各ソリューションで増収となった。また、調整後営業利益は前年比210憶円増の236憶円となった。
サービスソリューションは国内が堅調
事業別に見ると、主力となるサービスソリューションは昨年からの増収増益基調が継続しているという。第1四半期の売上収益は5016憶円で前年同期比7.8%増。特に、国内ビジネスはDX(デジタルトランスフォーメーション)やモダナイゼーションの需要が大きく、11%の増収となった。調整後営業利益は前年比140憶円増となる349憶円。
調整後営業利益の変動内訳を見ると、2023年度第1四半期の209憶円に対し、増収効果による142憶円の増益に加えて、採算性の改善により81憶円の増益。開発プロセスの標準化など生産性改善への取り組みを継続した効果が表れているという。一方、Fujitsu Uvanceのオファリング開発をはじめとする事業成長投資の拡大によって、83憶円の減益。これらを統合すると、349憶円の調整後営業利益となる。
特に堅調な成長を見せる国内ビジネスだが、受注は前年比で97%だ。その内訳を見ると、エンタープライズ向けビジネスの受注は前年比106%。DXやSX(サステナビリティトランスフォーメーション)、基幹システムのモダナイゼーションが拡大した。
ファイナンスビジネスは前年比100%。金融機関向けの基幹業務システムに関する大型商談を獲得できたそうだ。パブリック&ヘルスケア領域は、前年度に複数年にわたる大型案件を受注した反動などを受け、前年比で85%となった。ミッションクリティカル領域は基幹システム更改などの案件受注により、前年比で131%の伸長を見せた。
代表取締役副社長 CFOの磯部武司氏は「2024年度は順調なスタートを切ることができた。第1四半期は昨年の大型案件の影響なども見られるが、第2四半期以降に受注予定のパイプラインも拡大できているので、年間を通して堅調な動きが続く見込み」だと説明した。
Fujitsu Uvanceは目標を上回る推移
続けて、同社が事業成長とポートフォリオ変革の重要施策に位置付けるFujitsu Uvanceの状況について紹介された。同事業は前年比で50%増となる1092憶円の受注と、大きな伸長となった。売上は前年比37%増の965憶円。サービスソリューション全体に占めるFujitsu Uvanceの売上構成比は、2023年度の15%から2024年度は19%まで拡大した。
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