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『新宿野戦病院』で描くのは“ホームドラマ” フジ河毛俊作監督、宮藤官九郎氏と23年ぶりタッグの理由

マイナビニュース / 2024年7月30日 6時0分

 これは(劇団)大人計画全般に言えることかもしれないんだけど、劇場で客をドン引きさせることを恐れないんだよね(笑)。その“間”ができることを恐れない笑いというか、すごくコメディセンスのある役者さんだなってその時思ったんです。だから脚本家というより役者さんが先で、自分の作品にも『おいしい関係』(96年)や『ギフト』(同)、『二千年の恋』(00年)とか、メインの登場人物ではないんだけど、よく出てもらっていたんです」

その後、TBSで脚本家として注目を集め、一緒にタッグを組んだ『ロケット・ボーイ』へつながるそうだが、「そういった意味ではやっぱり、磯山(晶、TBSの宮藤官九郎作品を手がけたプロデューサー)さん、TBSは偉いですよね。あの時代の、決して地上波向けとは思えない作品を、まだ有名作家ではなかった若い宮藤さんに任せて、その後もずっと使い続けた。その才能に懸けたというのは、やっぱりすごいなと思っています」と賛辞を送った。

●河毛俊作1952年生まれ、東京都出身。慶応義塾大学卒業後、76年フジテレビジョンに入社。『君の瞳をタイホする!』『抱きしめたい!』『沙粧妙子-最後の事件-』『ギフト』『きらきらひかる』『ナニワ金融道』『タブロイド』『救命病棟24(第4シリーズ)』『松本清張 砂の器』といった同局のドラマの演出ほか、WOWOWの『パンドラ』シリーズ、映画『星になった少年』『仕掛人・藤枝梅安』などの作品で監督を務める。

「テレビ視聴しつ」室長・大石庸平 おおいしようへい テレビの“視聴質”を独自に調査している「テレビ視聴しつ」(株式会社eight)の室長。雑誌やウェブなどにコラムを展開している。特にテレビドラマの脚本家や監督、音楽など、制作スタッフに着目したレポートを執筆しており、独自のマニアックな視点で、スタッフへのインタビューも行っている。 この著者の記事一覧はこちら
(「テレビ視聴しつ」室長・大石庸平)



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