1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「新築マンション価格高騰」は近畿圏でも! 大阪府や京都府で平均価格が1億円突破のエリアは?

マイナビニュース / 2024年7月30日 12時31分

一方、大阪市を除く府内の各自治体では政令市の堺市も含めて価格上昇率は平均2.6%に留まっており、m2単価は70.2万円、平均価格は5,010万円と前年から専有面積が縮小した影響で258万円下落しており、対照的な結果となった。府下でm2単価が高いのは池田市の88.5万円で、以下茨木市、吹田市と北摂エリアが続く。大阪でも東京と同じくファミリー層の郊外方面への転出が見られるのは、この新築マンション価格のギャップが影響している。

○【京都府】東山区と中京区が平均m2単価150万円超え&専有面積80m2以上で平均価格も1億円以上に

京都府の新築マンションの平均m2単価1位は「京都市東山区」の173.2万円、2位は「京都市中京区」の162.4万円(同期比167.2%)と上位の2区が160万円以上だった。3位には「京都市北区」の125.7万円(同119.4%)が続き、TOP3の平均価格は1億超えとなった。また、京都府の平均㎡単価は大阪市内を上回る103.6万円で前期比130.6%という結果に。TOP4以下には平均m2単価が前期比100%~130%のエリアがランクインし、京都市内の広い範囲で上昇していることがわかった。

京都府では、大阪府の4.3%、大阪市の15.3%をはるかに上回る30.6%もの価格上昇が発生している。京都市平均は22.2%の上昇と京都府を下回るものの、価格水準の高い中京区で67.2%、左京区で33.5%、伏見区でも21.1%の価格上昇が認められ、京都市10区のうち6区でm2単価が100万円を上回る水準に達している。また、京都市北区、中京区、東山区で平均価格が1億円を突破しており、大阪市を上回る高価格帯での分譲が行われている。京都市には景観条例があって高い建物や周囲の景観とそぐわない建物を建築することができないが、規制をクリアする比較的小規模で希少性をアピールしたマンションの新規分譲が京都市中心部で活性化しており、高額であっても京都市内に拠点を持ちたい富裕層やインバウンドの需要を取り込んで販売が拡大し、価格急上昇を支える主な要因となっている。このような顕著な価格上昇だけが原因ではないが、京都市からはファミリー層が滋賀県方面へと転居する例が増えており、大阪市同様に人口の郊外化が発生している。さらに、この価格の急上昇は京都市に留まらず、長岡京市で25.3%(m2単価101.2万円)、亀岡市で4.6%(同58.2万円)上昇しており、京都府内全域での新築マンション価格の上昇が明らかに。
○【兵庫県】TOP3は神戸市内が独占、平均価格は1.2億円

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください