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NEDOが組織再編を実施、日本のフロンティア領域の提案を目指す新生TSCが始動

マイナビニュース / 2024年7月29日 14時45分

今回の組織再編は、こうしたこれまでの役割から、NEDOプロジェクトのライフサイクル全体への貢献に向けた機能強化を実現するために実施されたものとなり、新生TSCとしては4つの重点課題を掲げている。1つ目は「経済産業省(経産省)での組織改革(イノベーション・環境局の設置)との連動で、「Innovation Outlook」「イノベーション戦略」「政策・予算への反映の仕組み」などの分野で貢献していくとする。2つ目は「NEDO内などへの技術インテリジェンスの提供」で「プロジェクトの伴走支援」「TSCコンシェルジュ(仮称)」によるサポートなどを掲げている。3つ目は「産学官での研究開発などの促進に向けた情報提供・助言」で「Innovation Outlook」「イノベーション戦略」「最新動向メモ」等に係る情報提供・助言、ならびにオープン・クローズ戦略に係る助言の実施、そして4つ目が「国・地域別の国際戦略」で「国/地域別戦略の策定」「海外のFA・研究機関とのネットワーク構築」を掲げている。

また、これまでTSCはNEDOのプロジェクト推進部門に位置づけられていたが、組織再編に伴い、企画立案、予算配分、全体ルール策定などの業務はプロジェクト推進部門の中に設置された事業統括部に移管され、新たにインテリジェンス部門として、政策エビデンスの提供や、プロジェクト推進部門への情報提供などインテリジェンス機能に特化した組織となったとする。

そのため、組織構造としても、これまでの「企画課」と「調整課」から一部の機能を事業統括部に移管する形で「統括課」が設立されたほか、全体を俯瞰し、日本として取り組むべくフロンティア領域の低減などを含めたOutlook作成などを行うための組織として「統合戦略ユニット」を新設。また、「海外技術情報ユニット」を、国・地域別戦略などのための機能強化を行う形で「国際戦略ユニット」へ、「新領域・融合(農水連携)ユニット」がスコープの明確化を目的とした名称変更として「アグリ・フードテックユニット」へとそれぞれ変更された。この結果、6個の技術ユニット(デジタルイノベーションユニット、ナノテクノロジー・材料ユニット、サステナブルエネルギーユニット、環境・化学ユニット、バイオエコノミーユニット、アグリ・フードテックユニット)と技術ユニットと横断的に連携する4つの横断ユニット(統合戦略ユニット、国際戦略ユニット、マクロ分析ユニット、標準化・知財ユニット)の合計10ユニット体制へと改められた。

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