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20代から高めておきたい投資・資産運用の目利き力 第113回 Web3(暗号資産、NFT、ブロックチェーン技術、メタバース)の基礎知識と投資意義#10

マイナビニュース / 2024年8月2日 9時0分

2021年前後はブーム感のあったメタバースですが、重要なのは生態系(エコノミー)があることです。生態系とは、「そこに人がいること」です。どんなに優れたメタバース空間があったとしても、そこに人がいなければ経済圏は生まれません。

メタバースが普及すると、これまで平面だったSNSやゲームが立体=ほぼ現実世界と変わらなくなります。二次元で行われていたインターネット体験が三次元化し、リアルとの境界が薄らぎ、人によっては「仕事も趣味もメタバース上で良い」となるでしょう。

メタバースという3D空間でアバターを使って仕事や趣味をし、SNSのような交流機能でコミュニケーションを取り、暗号資産で決済する。そういった人が増えれば、そこに生態系が生まれ、経済圏も生まれます。

遅かれ早かれより身近になるであろうメタバースやweb3ですが、サービス化・事業化するにあたり重要なのは基本に立ち返ることです。

お客様はだれですか?
お客様の課題や実現したいことはなんですか?
どんな課題解決や価値創造ができますか?

という基本に立ち返り、突き詰めて考えることです。

2021年前後は、メタバース・web3投資バブルで「猫も杓子もweb3状態」でした。「web3ありき」「ブロックチェーンありき」「メタバースありき」で考えるのではなく、基本に立ち返ることが重要でしょう。
○「基本に忠実」が一番大事

web3やメタバースについて書いていると新しもの好きと思われがちですが、個人的にはベーシックなもの・ことが好きです。投資・資産運用に関して言えば、NISAやiDeCoなどの制度を活用してインデックスファンドに積立投資するという退屈な投資も続けています。

暗号資産に関して言えば、「保有し続けるのは難しい」ようで、元億り人はたくさんいます。多くの億り人は、ICOや海外不動産などの他の投資に手を出して失敗したり、ビットコインFXでレバをかけすぎて失敗したり、浪費散財したり、事業を立ち上げて失敗したり、税金が払えずに元億り人になりました。中には、開発のために毎月1BTCをエンジニアに支払い、「あのまま保有していれば」と後悔している人もいます。

すでにビットコインを保有しているのなら、握力を磨くこと(保有し続けること)。まだ保有していないのなら、ドルコスト平均法でメジャーな暗号資産を余剰資金で買い続けることです。

株の世界でも言われている「バイ&ホールド(投資したら忘れる)」というベーシックなこと、投資の原理原則を守ることが資産形成や資産防衛につながるのではないでしょうか。

中島宏明 なかじまひろあき 1986年、埼玉県生まれ。2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の企業で経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。監修を担当した書籍『THE NEW MONEY 暗号通貨が世界を変える』が発売中。 この著者の記事一覧はこちら
(中島宏明)



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