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プライベート5Gが実現する未来のコワーキングスペースとは?

マイナビニュース / 2024年8月5日 15時26分

コワーキングスペースはネットワーキングやコラボレーションの機会を提供し、集中力を高め、生産性を向上させるとともに、強いコミュニティ意識を育むことができる。

さらに、コワーキングスペースには2つの利点があり、それがこの分野の成長を支える重要な原動力となっている。利点とは、「最新のデジタル・ネットワーキング、コラボレーション、コネクティビティ技術に直接投資することなくアクセスできること」「クリーンで環境に優しい持続可能なインフラを体験できること」だ。

これら2点が、5Gモバイル接続を利用して革新的で没入感のある仕事体験を提供する、コワーキングスペースの波を支える重要な原動力となっている。
セキュアに接続されたコワーキング体験に向けた5Gの最適化

プライベート5Gネットワークは、堅牢なセキュリティ、高いパフォーマンス、到達距離の拡大、最大の効率性により、AR/VR(Augmented and Virtual Reality:拡張現実と仮想現実)のような高度なアプリケーションをサポートし、Ultra HDビデオ会議を実現する。

プライベート5Gネットワークは、コワーキングスペースにおいて、強力な差別化要因となるだろう。

コワーキング不動産開発会社であるIcadeは、Coltおよびパートナーのコンソーシアムと共に、スマート・ビルディング機能のビジョンの一環として、パリのラ・デファンスでエンド・ツー・エンドのプライベート5Gスタンドアロン・ネットワークのトライアルに成功している。

このトライアルは、安全で信頼性が高く低遅延という5Gによるデジタル接続をパリのオフィスに導入するための実証だった。低遅延ということは、アプリケーションやデータがより速く、よりスムーズに動作し、より良いユーザー・エクスペリエンスが得られることを意味する。

Coltはコンソーシアムを先導し、オープンRAN(無線アクセスネットワーク)と仮想5Gスタンドアロンコアネットワークを展開するための5Gタイミングとエッジプラットフォーム・サービスを含むWAN接続を担当している。

オープンRANはネットワーク・アーキテクチャの一種で、さまざまなサプライヤーが独自のコンポーネント、サービス、特定の専門知識を相互接続して提供することを実現する。つまり、オープンRANはオープンで柔軟なマルチベンダ・ネットワークなのだ。

セキュリティはプライベート5Gの本質的な構成要素であり、トライアルにとって重要である。プライベート・セルラー・ネットワークにおける暗号化とSIMベースの認証は、ユーザー認証情報に基づいた攻撃を効果的に排除する物理的なセキュリティ対策を可能にする。
更に、このアーキテクチャは、顧客構内及びColtのコア・インフラストラクチャの両方で、プライベート・エッジ・コンピューティング技術に基づいている。全てのアプリケーションとOpen RAN機能はこのプライベート・エッジ・プラットフォーム上に配布される為、パブリック・クラウドに展開する必要はない。
遠隔受付や超高解像度ビデオ会議を実現

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