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シリーズ最新作『S.T.A.L.K.E.R. 2』を先行プレイ! 過酷な環境下でサバイバルする厳しさを思い知らされた

マイナビニュース / 2024年8月13日 2時0分

圧倒的な没入感が魅力! リアリティあふれる一人称視点とハードなゲームシステム

2時間ほどの試遊プレイを通して感じたのは、圧倒的な没入感だ。最新のゲームエンジン「Unreal Engine 5」による高精細なグラフィックもさることながら、筆者が驚いたのはムービーのカメラワークである。

冒頭のトラックに乗るシーンでは、会話や景色の変化に合わせてキョロキョロと一人称視点が動く。トラックから飛び降りるモーションに合わせて画面が大きく揺れたときには、特にリアリティを感じた。「映像」としてではなく、ゾーンに生きるキエフそのものの「視点」として世界を描くことで、プレイヤーに臨場感を与えているのだ。

また、被曝ダメージに加え、出血や空腹、睡眠不足などの細かく設定されたハードなゲームシステムが作品への没入感を高める。現実世界で生きる私たちがそうであるように、主人公のキエフも走り続ければ腹が減るし、怪我をしたまま放っておけば出血で死に至り、ゲームオーバーだ。「ゲームの世界だから大丈夫だろう」といった甘えが一切通用しない厳しさが、リアリティを拡張する。

さらに、回復薬や銃器などのアイテム資源に限りがあることが、ゾーンの過酷さに拍車をかける。崩れかけた建物内や転がる遺体を必死に漁り、物資をかき集め、ときにはゲーム内のキャラクターたちと取引や交渉をしなければ、生き残ることができない。

ゲームであることを忘れるほどの「サバイバル生活」を味わえる没入感こそが、『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズが持つ最大の魅力なのだ。ストイックかつ歯応えあるゲーム作品を探し求める人には、ぜひおすすめしたい。

開発メンバーにインタビュー! プレイヤーそれぞれの「生き方」を楽しんでほしい

試遊会の最後には、GSC Game World社の開発メンバーが登壇。2024年8月12日に公開となったプレイ映像を交えながら、テクニカル・プロデューサーのEugene Kulik(ユウジン)氏と、マーケティング・プロデューサーのVlad Novikov(ブラッド)氏がインタビューに応えてくれた。

圧倒的な没入感を生むビジュアルについて、どのように制作を行ったのか訊ねてみたところ、「実際にチョルノービリ発電所の跡地に何度も足を運んだ」と答えてくれた。立入禁止区域を含め、膨大なロケーション写真を現地で撮り、それを基にアーティストたちが草木の質感にまでこだわりながらカスタムして作り上げたのだそう。

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