編集部がkintoneで業務アプリを作ってみた 第1回 広報担当者の「プロフィール帳」を作る
マイナビニュース / 2024年7月30日 11時0分
今回、筆者が開発したいのは、広報担当者の情報を一元的に管理できるアプリだ。日々の業務の中で企業の広報担当者には、かなりお世話になっている。しかし、名前や連絡先など、その人の表面上のことしか把握できていない場合も少なくない。そこで、広報担当者のパーソナルな部分も把握できるアプリを作ることで、より密なコミュニケーションを取っていきたいと考えた。
社名や連絡先に加え、これまでの経歴や誕生日、好きなモノ・コト、特技などの項目を設ける。目指すのは、筆者が小~中学生の頃に流行した「プロフィール帳」の広報担当者版だ。
ドラック&ドロップでサクサク開発
では、早速アプリを作っていこう。
kintoneにログインすると「アプリ」という項目があり、「+」と表示されたボタンをクリックすると、アプリの作成方法を選択する画面になる。kintone上であらかじめ用意されているアプリもいくつかあるが、今回は「はじめから作成」を選択した。
アプリの作成画面(フォームの編集画面)が表示されるので、アプリのタイトルを「広報担当者のプロフィール帳」に変更し、広報を連想させる(?)メガホンのアイコンに変えた。
次に、アプリに必要な入力項目(フィールド)を追加していった。ドラッグ&ドロップで各フィールドを追加できる。簡単で分かりやすい。物理の計算もノーコードでできたらよかったのに……。
まずは、テキストを入力できる「文字列」を使って、社名や担当者名、担当領域などのフィールドを追加した。「歯車」のアイコンをクリックして「設定」を選択することで、フィールド名を変更できる。また、同じフィールドを連続で追加したい場合は「複製」使うと便利だ。
電話番号とメールアドレスは「リンク」を選択した。それぞれのテキストボックスは、右端をドラッグすることで「幅」を自由に変更できるようになっている。入力する内容に応じて幅を調節することで、見やすいフォーム画面になる。
ごくたまにだが、広報担当者の名前と顔がリンクしないときがある。要するに顔を忘れてしまうことがあり、筆者の記憶力の低さが問題だ。そこで、名前だけでなく、プロフィール写真も登録することにした。次に会ったときに合意の上で撮影させていただこうと思っている。
意外と知らないのが広報担当者の経歴だ。会食や懇親会などを通じて親しくなった広報の「これまでの話」は知っているが、お酒がない場のコミュニーションが苦手な筆者は、ほとんどの方の経歴を詳しく知らない。
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