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New Relic DEMを発表 - デジタルエクスペリエンスモニタリングを強化

マイナビニュース / 2024年7月30日 16時39分

画像提供:マイナビニュース

New Relicは7月30日、オンラインで記者発表会を開き、統合型のデジタルエクスペリエンスモニタリング(DEM)を強化するソリューション「New Relic Digital Experience Monitoring」の提供開始を発表した。なお、同ソリューションはNew Relicの契約ユーザーやフリープランのユーザーは追加料金なしで利用できる。
良質なユーザー体験を提供し続けることは必達の課題

まず、New Relic 技術統括 コンサルティング部 兼 プロダクト技術部 部長の齊藤恒太氏は「デジタルサービスは今や社会インフラだ。さまざまな業界でシステム障害が後を絶たず、ユーザーに影響のある障害は深刻な社会問題につながりかねない。ある調査結果からも質の悪いユーザー体験はユーザーの満足度を低下させることに加え、提供するサービスの評価が下がり、リピーターも減少するとともに新規ユーザーも獲得できず、収益に影響を及ぼす」との見解を示した。

ユーザーにおいてアプリの読み込みができない、動作が遅い、応答しないといったDEMはアプリのパフォーマンスを最適化し、デジタル体験の中断は、顧客満足度を低下させ、カートを放棄したり、悪いレビューを残したりする原因となる。

結果として、コンバージョン率の低下や機会損失を招き、最終的に収益に影響を及ぼしかねない一方で、大半の企業は複数のユーザー監視ポイントソリューションを利用しているため、デジタル体験について、まとまりがなく部分的なビューが作成されるといった課題を抱えているという。

齊藤氏は「デジタルサービスが社会インフラになっていることをふまえると、良質なユーザー体験を提供し続けることは、デジタルサービスを提供する側としての必達の課題になっている。ユーザー体験を良くすることでユーザー満足度が向上するとともに、その結果として市場評価や他社に対する競争力も向上し、企業の収益にもつながる。ユーザー体験は継続的に改善・向上させていくことが必要なため、ユーザーがどのような体験をしているのかを把握することが重要になる」と強調した。
デジタル体験の中断を未然に防ぐ「New Relic DEM」

そのため、DEMはデジタル体験の中断を未然に防ぐことができ、モバイルやWeb、AIアプリにおいて、エンドツーエンドの可視性とリアルタイムのインサイトを提供する。

同氏はDEMについて「ガートナーの定義では、クラウド、SaaS(Software as a Service)、またはWebアプリケーションの使用時にエンドユーザー体験の可用性やパフォーマンス、品質を監視するものだ。エンドユーザー体験を観測して、問題を即座に解決できるDEMが重要になる」と説明。

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