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恐怖が持続しやすい「怖がり遺伝子タイプ」が多い都道府県、1位は? - 2位 長野県、3位 鹿児島県

マイナビニュース / 2024年8月1日 10時17分

画像提供:マイナビニュース

ユーグレナは7月31日、「恐怖が持続しやすい怖がり遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を発表した。調査は2024年7月、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータ(57,449人)をもとに算出した。

○生きる残るために必要な感情「恐怖の持続」とは?

「怖い」という恐怖の感情を抱き、その恐怖を学習して備えることは、生物学的な観点からすると、生き残るために必要なこと。恐怖があることで、人は危険な出来事やものを避けることができる。恐怖を経験した後、その時と似た状況に置かれると、実際に何も起こらなくても恐怖を感じるようになるという。これを「恐怖条件付け」という。条件付けされた恐怖は、何も起こらないことが続けば、似た状況に置かれても次第に恐怖を感じなくなり消えていくが、恐怖がすぐに消えるか長く持続するかは個人によって異なる。恐怖が消える過程には「内因性カンナビノイド」という脳内物質への反応系が関与しているといわれており、内因性カンナビノイド系に関わるタンパクの遺伝子型によって、恐怖の持続に個人差があったことが複数報告されている。
○今回の調査で解析した項目「恐怖の持続」に関する遺伝子型

ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスでは、恐怖の消失・持続に関する「SNP:rs2180619」と恐怖への慣れ具合に関する「SNP:rs324420」の2つの遺伝子の違いをもとに、「恐怖の持続」の傾向を評価している。「SNP:rs2180619」の遺伝子型には、「恐怖が持続しやすいタイプ(遺伝子型:AA)」「恐怖が持続しにくいタイプ(遺伝子型:AG)」「恐怖が持続しにくいタイプ(遺伝子型:GG)」の3つのタイプがあり、「G」を持っていると、学習した恐怖が持続しにくい傾向があることがわかった。

今回の調査で、日本人における遺伝子型の割合は、「恐怖が持続しやすいタイプ(遺伝子型:AA)」が65.8%、「恐怖が持続しにくいタイプ(遺伝子型:AG)」が30.6%、「恐怖が持続しにくいタイプ(遺伝子型:GG)」が3.6%だった。

恐怖への慣れ具合に関する「SNP:rs324420」の遺伝子型には「恐怖に慣れにくいタイプ(遺伝子型:CC)」「恐怖に慣れやすいタイプ(遺伝子型:AC)」「恐怖に慣れやすいタイプ(遺伝子型:AA)」の3タイプがあり、「A」を持っていると、恐怖に慣れやすい傾向があることがわかった。

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